思い通りじゃないと思うから思い通りじゃない現実があるということ

良くも悪くも人には環境がある

年明け早々緊急事態宣言の発出に始まった令和3年。またしても時短要請や自粛要請に更なるテレワーク…もはや限界という声も聞こえてきます。

コロナの前は「オリンピックが終わったら不景気になる」などと噂が立ちましたが、そのオリンピックもどうなることやら。ものの見事に最悪のシナリオを爆進しているようにも見えます。

そんな中で窮地に立たされている人と、そんな中にあっても影響を受けていない人がいます。

十人十色、千差万別。それぞれ置かれた環境があって生きてきたわけです。

どの環境を選んだのかの違いです。

コロナ禍であっても売上が落ちない、収入が落ちない、そういう人がいます。そういう努力をしてきたからです。「万が一」に備えるなり、脆弱な業種を選ばなかったなり、複数の収入源を構築するなり、考えることと努力することを怠らなかったからこそコロナ禍においても困らずに済む幸運を掴んでいるのではないでしょうか。

自分に原因があるからその結果がある

例えば僕の場合、税理士になるまで18年もかかったという「結果」があります。

掘り下げていくと、

①簿記論に17回落ちたという「結果」。

これはよく「お前は努力のしかたを間違えてる」と言われました。それが原因です。

②税理士になったという「結果」

これは18年間あきらめず勉強し続けた。という「原因」がもたらした「結果」です。

どちらも自分に原因があるわけです。

同じように、思い通りにならないことには全て自分に原因があります。

①社員が言う事を聞かない、上司がなかなか認めてくれない→「自分はできる」という思い込みでしかない証拠。実力や人望が足りないという原因でしょう。

②働くのは嫌、嫌なことはやりたくない。でもお金は欲しい。

③ふられるのは怖い。でも彼氏彼女が欲しい。

④ずっと実家で休みも家でゴロゴロしています。でも優しくて(甘やかしてくれる)かっこよくて高給取りの旦那が欲しい。

②〜④は語る舌を持ちません。

頭でなく心で分かれ!

「頭では分かっているんだけど」と言う人がいます。

残念ながら分かってません。やらないための口実、言い訳です。

今の時代、およそ言い訳のできない世の中になりました。

  • コロナで外に出れない→LINEやzoomがある
  • コロナで収入が減って…→そんな仕事を選んだ自分の責任
  • 良い人がいない→あなたが良い人ならとっくに現れてます

怠ける人は不満を語ります。

また、愚痴る人は夢を語りません。

逆に夢を語る人は愚痴りません。

別に何をしようが個々の自由ですが、こころを忘れたら大変な事になります。

また僕の場合ですが、合格する2〜3年前からは一年の中の330日は大原にいたと自信を持って言えます。外部の簿記勉強会にも風邪などで寝込まない限りは毎週欠かさず出席してしたものです。

一方で、思い通りの成績が取れないと講師のせい、作問者のせい、環境のせいにしていた人間は税理士を諦めて消えていきました。

僕はどんなに点数が悪かろうと、何度落ちようと、税理士の自分という姿を明確に捉えていました。「税理士田中」という前提があって、心に決めて勉強していたわけです。

まとめ

税理士試験に関わらず、何事も思い通りじゃないと思うから思い通りじゃなくなるわけです。思い通りになると心に決めれば全て思い通りになるのです。

「でも…」と思った瞬間、試合終了です。心がそこで負けましたので。

「でも…」「できるわけがない」と思うのは情報が不足しているからです。

それをやって成功している人に注目して、そういう人に近付けばできる気にもなりますし本当にできるようになるものです(相応の代償、努力は当然必要ですが)。その労力を嫌がるから失敗した人にばかり目が行って「それみたことか」と何もしなかった人間ほどチャレンジした人を悪く言うものです。

「失敗は成功の母」「失敗は成功の素」と頭では分かっていながら、成功するよりも失敗しないことを選ぶわけです。直近で見ればその方が損は少ないので。

人それぞれですけど。

「風の時代」とか「断捨離」とか「陰謀論」を上っ面だけで取り込んで勘違いしてる物言いがネットやSNSには多いです。

頭でっかちでなく心でっかちになる意識が大切ではないかなと。