一日一新のススメ
些細なリスクを取るという練習
恥ずかしい話なのですが、僕はひとりで外食するのがことのほか苦手です。
もっと言うと、ひとりで個人の店に入るという行為が苦手です。何か買わなきゃ出て来れないので…。
そういう性分の人間にとってはこんな些細なことでさえ労力でストレスでリスクです。
ただ、経営者として、税理士として食べていくには常にリスクと隣り合わせです。
安パイで税務署目線の仕事をしていたらお客さんに逃げられるでしょう。時に攻めなければなりません。
そういった決断力が常に必要とされるわけです。そもそも人間はみんなたくさんの決断を積み重ねて今の自分に至っています。
初めての店に入るということ。
美味しいかもしれないし、合わないかもしれない。
温かい店員さんかもしれないし、横柄かもしれない。
清潔かもしれないし、喫煙可の店かもしれない。
など、入ってみないと分からないことがあります。
「失敗したら嫌だな…」と思ってしまうが故に躊躇してしまいます。
しかし、この程度のリスクを取れずして経営判断などできようはずがありません。
全てが良い結果で終わるわけではありませんし、むしろ人生は失敗の積み重ねでその失敗とどう向き合ったかで後の人生が変わります。
いきなり大きな選択を迫られてもなかなか決断できないものです。しかし即断即決しなければ逃すチャンスもあるでしょう。
日頃から小さなリスクを取り続けることで決断力が培われますし、視野も広くなります。
どんな小さな事でも良いから毎日ひとつ、新しいことをしてみる。
そういう些細なことの積み重ねが5年、10年経った時に圧倒的な差になることもあるでしょう。
少なくとも何も意識していない人よりは抜きん出ているはずです。または今は後塵を拝していてもそのうち追いつけるでしょう。
そういう意識を持ち続けたいものです。