ビジネス本やセミナーの罠
心に刺さった感
時々出くわすのですが、やけに浮世離れしたビジネス用語っぽいものを連発する人がいます。
その類いの方の話を黙って聞いていると、誰も彼もがYouTubeかネットから「拾ってきた」ものだったり、ありきたりなビジネスセミナーの受け売りだったり…それでマウント取りに来てるかのようにすら感じます。
学ぼうとする姿勢は立派なのですが、知識として咀嚼し、取り込めているようには見えず、盲信しているなぁと。
未だQアノン信者もいますし、世界を牛耳る黒幕(ロスチャイルド家)などと…。
仮にそうだとしたら、そんな大きな力に一個人が抗えるわけないので考えるだけ無駄、知識としても無駄です。簿記の勉強でもして現金出納帳を合わせる努力をした方が自身の為です。
あと、ビジネスセミナーなるものにお金を払って、本屋で売ってるビジネス書やNHKの時論公論レベルの事をさも時代を先取りしたかのようにやはりマウントを取りたいかのように並べてくる人もいます。
「あぁ、それ、ビジネスセミナーで言ってましたよ!」
や、セミナー言ってない僕が知ってる程度のことにお金を出して聞いてきたのかい!?と。。
それでヤル気スイッチがONになれば結果オーライなのですが、どうも「知ったかぶりたい」だけの人が多く…。
せっかく行動を起こして心に刺さったものがあったのなら、そこからの一歩が一番大事なのに…そこを促すと躊躇してしまう。
日本人の性質の変わるのが怖い、失敗が怖いというものでしょう。
自己肯定感が高い人の成功体験を自己肯定感が低い人ができるのか?
ビジネスセミナーやビジネス書、自己啓発本という類のものは要はその人の成功体験談です。
一ヤマ当てて、しかも自分の能力に自信があってイケイケな性格だからこそ人前に立ってセミナーなんぞを開催できるし出版もできるわけです。
一方踏み出す勇気を持っている人だからこそ行動を起こす。自己肯定感の高い人です。
そういった人に憧れる、一歩踏み出す勇気が無い、自己肯定感が低いといった人が触れたところで…その人のやり方を真似ようにも同じ結果にたどり着けるかは謎です。
成功者と同じ方向を向いただけで満足して歩き出さないようでは何も変わりません。
自己肯定感が低くても出来ることをやる
僕は色んな人から「お前は自己肯定感が低すぎる」と言われます。目立つのは苦手だし人前も苦手。人見知りだし自分に自信がない。そんなネガティブな人間です。
とはいえ、そんなネガティブさから常に最悪の事態を想定して動ける。そんな行動力はあります。18年間も税理士受験生活を続けられたのもそれです。
社会人にもなって投げ出したらその後の人生もちょっとイヤな事があったら逃げるような自分になってしまうのではないか…そんな危機感から意地でも税理士になると。税理士になれたならその時の自分は何でもできるはず。そんな期待もありました(実際はそんなことありませんでしたが)。
細やかながら誇りは持てています。
自己肯定感を高めたい人にオススメなこと
ずばり「一日一新」です。
どんな小さなことでも良いので毎日ひとつだけ、新しい事をする。
自己肯定感の低い人は同じ事を繰り返す傾向があります。慣れた事なら失敗も無いし安心できるので。
ところがその安心が成長を妨げてますし人生の良い方向への変化ももたらしません。この安心は停滞。停滞は堕落へと進みます。
いつもと違う道を通る、入った事の無い店に入る、今まで選ばなかったものを選ぶ…そんな小さな事の積み重ねが新たな発見、日々に刺激をもたらします。そういうところから行動力が培われますし、行動が変わるということは人生が変わるということです。
長い人生、小さな事を毎日続けた人とそうでない人の差はとてつもなく広がります。
なのにそれをしない(できない)人がほとんど。だったらその他大勢なんぞ簡単にブチ抜けます。