歴史から学べること
戦国時代が好きで、城跡や古戦場、菩提寺などを見に行きます。
子供の頃から好きで、戦国武将=ヒーローみたいな感覚で見てきましたが、歳をとったからなのか、その場所に城がある理由やなぜそこで戦があったのか、そういう地政学的、経済的な面からも興味を持つようになりました。
なぜ、その場所なのか。歴史はすでに答えが出されている。
例えば越前(福井県)の一乗谷、有力大名朝倉氏の遺跡。
今でこそ閑散としていてのどかな谷ですが、織田信長に滅ぼされるまでは京の都に匹敵する文化レベルで栄えていました。
なぜ山間の閑散とした地が繁栄したのか?
当時は街道が発達した交通の要衝で、陸路は京都にも、美濃(岐阜)にも、港にも通ずじており、貿易や交易も盛んに行われていたそうです。
そんな立地を守るために山々に砦があって街道から敵が侵入するのを防ぐわけです。
と、まぁこういう知識はBSの歴史番組や戦国モノの書籍、Wikipediaなどで簡単に得られます。「なぜその場所なのか」が分かります。
得た知識が生活に役立つ
興味を持って掘り下げていくと「じゃあ現代ではどうだろうか?」と考えるようになったりもします(単なるヲタ精神かもしれませんが)。
その当時の要衝は地形や地政学的な観点からその場所に存在していることが多々あります。
そういった観点から自分が住む場所や商売をする場所を考える。
家を建てるとして、その土地はどんな場所なのか?単に駅に近い、職場に近い、学校に近い…だけでなく、宅地造成される前はどんな土地だったのか?
よく「氵」が付く地名は良くないと言いますし、東日本大震災を見て海の近くは避けた方が良いでしょう。だからと言って高台の土地を買うにしても、盛り土で宅地化したのか地盤がしっかりしてるのか…分譲地を買うのなら特に意識した方が良いでしょう。
この決断が、もしかしたら100年先の子孫の実家になるかもしれないのです。
好きなことを極める
人間だれでも1つくらい好きなものがあります。それをとことん極めてみる。サッカーを極めればプロ選手になるでしょうし、音楽を極めればミュージシャンになるでしょう。それで食べていくとまではいかずとも、夢中になれる遊びになったらそれはそれで生活が充実するのではないでしょうか?
いわゆる「ヲタク」と言われる方々、あれくらい夢中になれる物を持っているというのは羨ましくもあります。
好きなことは数多くあれど、周りが見えなくなるほどのめり込めるほどというのはあまり無いので何か、そういうのが欲しいものです。