自分は大丈夫?

仕事でも勉強でもプライベートでも、とかく人は「自分は大丈夫」と考えがちです。

僕自身も無意識のうちに今日と同じ明日が来るものと思ってしまいます。

追い込まれると本気が出るけど…

特に勉強。学生時代の定期テストで「一夜漬け」をしたり、夏休みの宿題をラスト5日くらいからすでに終えている友達からノートを借りて答案を丸写しした、そんな経験がある人もいるかと思います(貸したノートがたらい回しになっていてボロボロになって返ってきたことがありました)。

税理士試験も本試験1週間前になってやっと休みがもらえてまとまった勉強時間が取れるという人がいるかもしれません。

僕も締め切りが迫るほどブーストがかかります。といっても「追い込まれるまで」は寝かせません。

結局やらなければいけないことを見えないフリして置いておくと気分がモヨモヨして落ち着きません。

締め切りが迫って慌てるとミスするリスクがありますし、そんな時期に資料の不足などがあったら間に合わないかもしれません。

それに何より本気を出す=無理をするということに繋がるので疲れます。

今も仕事で期限後に来た飛び込み案件がありますが、慌てません。資料が集まっていないのでやりようがないですし。

明日できることは今日やらない

僕の怠ける基準です。

締め切り(ゴール地点)から逆算して今日の自分が置かれている状態はどうかを考えます。

余裕綽々で突発的な案件も無さそう=青信号でしたら平日でも遊びます。

少しでも引っかかるようでしたら黄色信号。作業を進めます。やってしまえばスッキリしますが、残しておくとストレスなので。

デッドラインの赤信号(本気出すモード)は頭にありません。そうならないように心掛けているので(こういう「本気」は疲れたりストレスなので出さない)。

一夜漬けの失敗は学生時代に経験していますし、繁忙期の手に余る仕事量で焦ってありえない初歩的なミスをしてお客さんに迷惑をかけたこともあります。

そういった苦い経験もあって、サボり方を見直しました。

明日、落ち着いて出来ないようではもうダメだと。

中にはその「明日」が期日でも徹夜でできる猛者もいるかも知れませんが、僕は夜まで仕事モードで1日を終えて翌朝また仕事だと気が休まりません。仕事が趣味だと思える人は良いですが僕は違うので。

なので明日できる事は今日やらない。を心掛けています。

税理士試験の勉強も日頃から

僕は平均の倍近くの時間をかけて税理士になったわけですが、それでも常々合格することを第一義としていました(それなのにこんなにかかったのはその程度のポテンシャルなのに挑んだゆえです)。

ダメなりに一生懸命やっていたので、勉強の時間が取れる事務所を選び、それなりの稼ぎで時間を捻出していました。遊びに使えるお金などほとんど無く、カフェでコーヒー一杯も飲めず、学費の捻出で精一杯だったものです。

そんな中で講義は休まず、宿題も溜めず、日々のノルマを決めて次の講義に間に合わせました。日々ストレスMAXの受験生活でしたが、そうしていたので直前期でもたまにはガス抜きをする時間を取れたりもしたものです。大原に向かったはずが八ヶ岳に自然を満喫しに行ったり(それが長引く原因だったのかもしれませんが)。

おわりに

何か結果を出したい時というのは必ず代償が必要です。

ラーメンを食べたいなと思ったらお金を払うという代償、そのお金を稼ぐ労力という代償が必要です。

同じように、何かを成し遂げたい、何かを手に入れたいと思ったら相応の代償が必要です。

欲しい欲しいと言ってるだけで行動が伴っていない。「うまくいかないなぁ」という時はえてしてそういう時です。税理士受験生を見ていると、本試験を1ヶ月後に控えた今の時点で合格するか否か分かります(誰よりも失敗してきたので薄々分かってしまいます)。

仕事もお金も趣味も、欲しい物を手に入れるためには行動あるのみ。ただでさえ保守的な日本人で、さらに保守的な静岡県の県民性…いつまでもそのままでは時流に取り残されてしまう。

そんな危機感や緊張感を忘れずに、一度切りの人生を悔いなく生きたいものです。