キミなら大丈夫

そう言ってくれる人を大事にしています。

正直、自己肯定感が低い性分なので。

昔からこれといった取り柄もなく、多少手先が器用なくらい。クラスで目立つこともなくイジメにあってた時代もありました。

そんな経緯をたどって税理士試験も18年。

もちろん仕事は一生懸命やっているつもりですが、常に自分はまだまだという評価です。自分に対して。

自分に自信がないわけです。

不出来な自分が昔から嫌いで、かといって努力が実らず、税理士受験生時代も方々で馬鹿にされてきたものです。

それでも何とか人並み以上の時間をかけて税理士になりました。

税理士になればきっと変われる。自信が持てる。

そう思って、何度落ちても諦めずに続けました。

税理士を諦めたらその後の人生も逃げの人生になってしまう。そんな恐れがあったので。

ところが、税理士になっても変わりませんでした。負け癖が染み付いた性分でしょう。

なったらなったで、税理士スキルや経営者スキルといった、これまでと違ったものも求められます。

お客さんがいるので「時間をかけてゆっくりと」というわけにもいきません。

税法の書籍以外にも精神論や経営のいろはの本も読みます。気づけばほんの数ヶ月で10万円も書籍代に費やしていました。

とはいえ、一朝一夕で成長するわけもなく。

そんな中で、ときどき「田中くんなら大丈夫」と言ってくれる人がいます。

気休めや社交辞令なのか、本心からなのか、相手の顔を見れば何となくわかります。

本心でそう言ってくれる人の言葉はありがたく受け取って、期待を裏切らないよう頑張ろう、そのように見えるのならなんとかなるだろう。そう言い聞かせてます。

時間はかかっても結果を形にできたのはそこかなと。

諦めポイントは何度もあったのに諦めずに済みましたし。

税理士

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