最低賃金がなんたらかんたら
人件費は経営者にとって一番の負担
最近、最低賃金を上げろという話があります。
コロナ禍で景気が低迷しており、生活が困窮している人が増えているようです。
雇われの身では勤め先からの給料がメインの収入なので、最低賃金のアルバイトをメインの収入としている層の人にとってはつらいご時世でしょう。
そこを何とかせいということで最低賃金を上げろ、サラリーマンの賃金を上げろということになるわけですが、これは今のご時世では逆に悪循環となるおそれもあります。
サラリーマンの賃金を上げたらその分経費がかさんで経営を圧迫します。そうなると最低賃金層の首切りということにもなるでしょう。
一方で最低賃金のみを上げる、非正規労働者も正規労働者と同じ待遇にするということになったら公平とは言えませんし正規で採用されたレベルに至るまでの努力が報われません。
この手の話には違和感しかない
報道が煽るのかも知れませんが、この手の話で出てくるインタビューを受ける人。最低賃金で月収15万円だとかシングルマザーだとか非正規労働者だとか。
18年諦めずひたすら這いつくばってバイトやパートで学費を捻出し、遊びや飲みの誘いも断って…そうして税理士バッジを掴んだ僕から見たら違和感というか嫌悪感すら覚えます。
今、困窮してるのは分岐点の度に困窮に向けた選択をしたあなた自身のせいだろう?と。
頑張るべきときに頑張らなかった、我慢すべきときに我慢しなかった、踏ん張るべきときに踏ん張らなかった。
要は自分がラクをする道を選んだ結果だろう?と。
自身でお金を生み出せないなら我慢して働く。人の親になったのだから自分だけの都合で離婚しない。どうしても離婚するのであれば親の責任を果たせるスキルを身に付ける。入り口が簡単な非正規労働者で良しとしない。
日本は恵まれ過ぎていて、生きていく覚悟を甘く見過ぎな人間が結構な数いる。
努力もしないで、義務も果たさないで、そのくせ権利だけは主張する。そんな人間が結構な数いる。
そう感じます。
努力が実ればそう容易くもう迷わない
努力するだけ無駄、努力は報われない、努力はかっこ悪い、努力はめんどくさい…そんな世の中になったなぁと感じます。
確かに努力は報われない事の方が多いです。
僕も後から来た人に追い越されまくって折れた心がさらに折れて、折れて、折れまくって粉砕するほどの暗黒時代の20〜30代を過ごしました。
くどいようですが、努力なんかそうそう報われません。自分が主人公のストーリーなんてヒロイック・サーガどころか見れたものではありません。無様過ぎて。
ただ、結果を出す人はすべからく努力しています。
結果が出るまで努力しています。
厳しい言い方ですが、思い描く自分像になっていないという人は努力不足です(病気や怪我などの要因は当然別です)。税理士というフィールドにいても僕など足元にも及ばないような凄い税理士があちこちにいます…。
こういった事はGACKTさんがSNSや著書で頻繁に言っているので見てみると良いでしょう。
困ってから権利を主張するのは都合良すぎでしょう。困らない努力をまずやる。すぐやる。ぜんぶやる。
何にもしなくて「人生なんとかなるさ」の「なんとか」は悪い方になるよという事を知るべきです。
もしも勉強するとかスキルを身に付けるとか我慢してはたらき続けるというのがどうにも嫌だというのなら、とにかく人付き合いを良くして誰からも助けてもらえるような人間になる。
そんなところでしょうか。あくまで自論ですが。
以前から言っていますが、今や雇われることがリスクです。