変わらない国で生きること

テレビやラジオで毎日のトップニュースがコロナ感染者が何人という報道。すべての局がそんな有様でいいかげんうんざりしています。

無症状で陽性であっても、その濃厚接触者は隔離。インフルエンザやノロウイルスの濃厚接触者はそんなことないのに。

海外からもSAKOKU(鎖国)と呆れられているそう。

これだけ鎖国しているのに悲しいかな毎日毎日「過去最高」を繰り返しているのだから、今さら鎖国なんぞする意味は無いんじゃないでしょうか?

何度となく変異株にコロコロ変わっていってますし。

鎖国のせいで日本に来たい研究者や留学生、ビジネスマンが愛想を尽かし、日本離れし始めているそうです。日本を研究対象にしている研究者や学生は論文が進まず、自身のキャリアに悪影響が出ていたり、日本に貢献してくれているヨーロッパの企業は150億ユーロの損失を計上したとも。

世界が日本に見切りをつけて、同じアジア圏なら日本ではなくて中国や韓国に切り替えていると聞きます。海外から見放され、孤立したら、自給率が絶望的に低い日本はアウトです。

国民性の違いが最悪のシナリオに向かわせる

欧米では「次代を担う者たち」を大切にするのだそうです。一方で日本は今なお家長制度の遺物か年長者を過保護にします。「老人の、老人による、老人のための政治が行われている国」とは良く言ったものです。

もちろん長老様を大切に敬う気持ちは素晴らしいものです。僕自身、ご高齢の経営者から多くを学んでいます。が、これだけ開けたボーダレスな時代になっているのに、老人第一主義にばかりに囚われている日本という国に違和感を感じます。

毎日真っ先にコロナ患者の死亡者数を報道しますが、80代後半で基礎疾患あり…それはもう寿命というものではないでしょうか?風邪こじらせても肺炎になる可能性が高いでしょう。

それを「新型コロナのせいで」といって話題にするのは愚の骨頂かと。そんな報道をするからコロナ憎しで、無症状であっても社会的制裁が下されるという流れになるわけです。

重症化云々ではなく、社会的制裁の方が問題になっていて、論点がすり替わっているのではないかなと感じます。

政府もこれだけ経済を停滞させて国民を苦しめて、ロクな補助もせず…いつまでも同じ事を繰り返しています。

頭の良い人たちなのだからもっと合理的な判断をお願いしたいものです。まぁ、今の状況が永田町の合理的な判断なのでしょうが(だとしたら終わってます)。

そういえば、毎日こんなにも新規陽性者が出続けているのに、あんなに沢山いる政治家からは一人もコロナ陽性者が出ない(ニュースで聞かない)のも不思議です。

この国はまだまだ長らくこんな感じで行くのでしょう。

国民ですら祖国に愛想を尽かして日本から出て行くという人もいます。僕の周りでも今年に入って立て続けに二人、外国に移住していきました。

でも、僕のようにこの国から出ていけない人間もいます。

こんな国でも生きて行かなければなりません。

アフガニスタンよりずっとマシ、今でも恵まれてる。というのは事実ですが、そうは言ってもとにかく働いて、稼がなければ食べていけません。働かざる者食うべからずは万国共通ですので。

労働収入だけではダメ

これはコロナ前からずっと言っていることなのですが、言うたびに「それは願望でしかない」「非現実的」「怪しい」などと言われたものです。

でも、労働収入だけでは自分の身に何かあれば一瞬で収入が途絶えます。そうなると家族も路頭に迷います。

そうならないためにも、お金が入ってくる仕組みが必要なのですが、日本のサラリーマンはほとんどの人が退職までのウン十年もの間、会社が存続して安定して給料が入ってくるものだと当然のように思い込んでいます。経営者であっても今の取引先が未来永劫お客様でいてくれると信じ切ってる人がいます。

にも関わらず、自然災害や火災に遭ったり、大病患ったり、大怪我したり…といったまさかの時でも家族や従業員を守れるくらいの収入源は必要ではないでしょうか?

たとえ保険に入っていてもそれはその場しのぎでしかありません。

しかも今はコロナ真っ只中。

粗悪なPCR検査だと水に浸けても陽性反応を示すようなモノもありますが、そんなのでも陽性と出れば、無症状でも強制終了です。

地震が来てなくても、火事になってなくても、五体満足でも、しばらく隔離されますし、戻ってきても当面の間は村八分でしょう。その間に仕事を失うことだってあるわけです。

情報弱者ではダメ

コロナのおかげでこれまで当たり前だったものがいかに脆いものだったのかが分かったはずです。

今までありえなかったことが当たり前にもなりました。「テレワーク」などはその典型でしょう。

これまで当たり前だった日々の仕事も実は脆い氷の上でやっているようなものだと薄々は気付いている方もいるでしょう。ただ、じゃあ何すれば良いんだよ?という所で止まっているのではないかと思います。

副業をされている方も増えて、静岡でもウーバーイーツをよく見ます。普段はサラリーマンをしているが休みの日にウーバーをやっているという人がいました。

勤勉勤労で素晴らしいですが、これも労働収入。コロナに感染したらこの収入も途絶えます。

じゃあどうするか?

相変わらずのこの国で相変わらずの政治家本意の悪政が続く中でも生き延びられる術を見つけなければなりません(「お金」の話は日本人にはタブーなので詳しくは言いませんが)。

お金持ちそうな人に会って聞いてみる。そういう人がいるであろう環境に飛び込む。それくらいはしなければ、そういう話や人脈には出会えません。

「なるようになるさ」という怠惰ではいけませんし神頼みだとか博打のような生き方もいけません。

動きださなきゃ何も変えられませんし始まりません。

僕らの声など政治家には届かないので自分の身は自分で守るしかありません。