ブログネタについて
ある人から「もっとお役立ち情報とか書けば?」と言われました。
税理士なのだから、やはり税について素人にも分かりやすく書くべきだ。その方が宣伝にもなる。と。
言いたいことは分かります。
ですが、僕の場合はあえて書かないようにしています(タダで得た知識を曲解して、「田中って税理士がブログで良いって言ってる!」などと変な責任転嫁があったら嫌ですし)。
そういうのは他の数多の税理士事務所、監査法人などで既にやっていてくれているので僕は今さらやりません。
同じ事をやったところで同じようにしかならないので。
同じ流行に乗るから同じような若者が街にいっぱいいて、オジサンの僕にはみんな同じように見える…という感覚です。
それに、税法という法律に縛られている以上、何かアイデアを思いついたところでそんなもの他所の税理士がとっくに広めています。
ブログは実験の場。
僕のような吹けば飛ぶようなひとり税理士が業界で食べていくためには何か考えなければなりません。
とはいえ、僕が思いつく事など他のみんなも思いつくようなものばかり…。
それでも何かを閃いていかなければ社会で生き残れません。
そのためには「実験」をひたすら繰り返すしかないかなと。
「実験」なので、分からないことをやってみるという事。しかもそれは失敗の方が多いというリスクを負います。
それでもトライ&エラーを繰り返して改善されていくもの。いわば実験することはアイデアを生み出すための前提条件なわけです。
同じ事をすれば同じようなものにしかならないので、そこに釣り糸を垂らしても魚はもう取り尽くされています。
何もしなければ時流に置いて行かれるだけで、座して死を待つことになります。
何かを変えたければ、結果にとらわれず積極的に分からないことをやってみるしかありません。
仕事に限らず遊びでもそうです。
それが頭を使う、面白く生きるということかなと。