目の前のことに夢中になればいい
2021年はいろいろあるらしいけど…
年明けからどうも世の中が穏やかでありません。
どうやら首都圏で再びの緊急事態宣言を発出するだとか、2021年は「風の時代」とやらになるのだとか、グレートリセットが行われてお金の価値が無くなるとか、トランプさんは実は本当に不当に負かされたとか、世の中はロックフェラーやロスチャイルドに全て牛耳られているとか…。
ハッキリ言ってどうでもいい話ですが。
世界規模の問題に一個人がどうにかできるものではない。
これに尽きるかなと。
いわゆる「陰謀論」を信じる人が最近増えてきたように感じます。複数人から全く同じ、寸分違わぬ内容の話を聞きます。
だからと言ってすぐに世界が180度変わるわけではありませんし、その通りに世の流れが進んだとしても僕一人にはどうしようもありません。
そもそもグレートリセットをYouTubeやネット検索でかじった程度なのか、論文や書籍を読んで得た知識なのかも疑問です。
ネット系は閲覧される事で収入が生まれる仕組みなので、バズるように仕向けられた作りになっています。情報をいち早く掴みに行ったつもりが煽られているようではむしろ「ミイラ取りがミイラになる」状態。デマ情報で買い占め行動に走るのと同じです。
多数の人が知らないことを知って、さも未来を知った気になってしまうものですが、そこが落し穴なわけです。
やるなら歴史的背景や経済論文などを読み漁った上で中国や竹中平蔵氏に物申せばよろしいかと(僕はどちらも興味ありませんが)。
仮に陰謀論者が言う方向に進んでいたとしても、カネもコネも実績も無い一個人には抗う術はありません。10年くらい食べていける貯蓄や投資など一般市民にできようはずがありません。
目の前のことを丁寧に。
「グレートリセットが起こると才能主義の時代になる」という事をそっち派の人からよく聞かされます。
が、日本の終身雇用や年功序列が時流にそぐわないので…才能主義の時代はグレートリセットに関係なく到来し始めているかなと。
すでにこれまでの株主本位の資本主義が行き詰まってきてるのでステークホルダー資本主義への転換が求められていて…というところからのグレートリセットの提唱なのだそうです。
こういった世界規模の話に囚われても何も生み出さないかなと。
むしろ目の前の稼業のこと、己の立ち振る舞い、人との接し方や言葉遣い…そういったものに丁寧に、一生懸命になってみたら良いのではないでしょうか。
才能主義の時代とはそういうものではないかなと。全員にイチローを求めているわけではないでしょう(イチローも努力の人ですが…)。
まとめ
明治維新で武士の世が終わった時のインパクト、それを受け入れられなかった、時流についていけなかった武士が不満を募らせて新政府に反乱を起こしたのが西南戦争です。それと同等のことがこれから起ころうとしている。数年前から漠然とそう感じています(今の日本人が反乱を起こすことはありませんが)。そしてそれを意識して生活しています。陰謀論など関係なく、日々のことを謙虚に丁寧に、そして一生懸命に。
そうしていれば困った時に誰かが手を差し伸べてくれることもあるかもしれませんし。