先延ばしの恐怖

会社の業績が良くてやり手の経営者を見ていると、今のところ例外なく決断が早く、フットワークが軽いです。

「これ!」と思った時にすぐ動きます。

一方で、いつまでも変わり映えのない人たちにはそれがありません。

「忙しい」「時間がない」「お金がない」…。

これらが口癖になっている人が多くいます。

仕事や家のことに勉強など、みんな何かしら忙しいものです。

理由をつけてやらない人や確実性が見えないと始められない人、逆にすぐ動く人。豊かさを手にしている人は後者です。

今が忙しい、今お金がない人はその後もずっと忙しいしお金がありません。

時間もお金も自身で作り出すものなので。

仮に1日に30分を作り出せば、それを10年続けたら約76日。30年続けたなら228日です。

単に時間だけならこんなものですが、この時間を新しい習慣や新しいビジネス、新しい出会いに費やしていたら波及効果は計り知れません。

ただ、何かを始めるというのはめんどくさいもの…。

先送りにして何もせず、今のままいれば特に何も変わらぬ日常を送れるので気楽です。せいぜい宝くじで一攫千金を夢見て、多少の投資で備えをした気になり、今の収入や環境で満足します。

本人がそれで良ければそれまでですが、先延ばしにしている人はそれが習慣となります。そして、先延ばしにしたダメージは時間が経ってから現れます。

そのため、先延ばしにしていても今は痛みが無く、損もなければ普通に毎日を過ごせます。

その結果、いつまで経っても目標が実現できない、夢は夢のまま、毎日我慢して働いてるのに何か報われない。ということになります。結果まで先延ばしになるわけです。

仕事柄、短期間に結果を出す人やその逆の人を多く見てきました。

結果を出す人たちは例外なく即断即決です。

結果を出せない人たちは例外なく言い訳ばかりします。「嫁に聞いてみないと」「時間がない」「お金がない」は聞き飽きた言い訳です。

この言い訳に対し、結果を出す人たちは「嫁にバッグ買ってあげたい」「時間がないから隙間時間で何かできることがないか」「お金がないから何か良い話はないか」と言います。

結果を出す人たちが先延ばしにすることはほとんどありません。

チャンスというのは先着順です。宝くじのように沢山買って結果を待つものではありません。

何かをすることにより被るリスクよりも何もしないリスクの方がずっとリスキーです。今のところ変わらぬ毎日が送れているので気付かないだけです。

それを知っている人はどんどん先に行き、先延ばしにしている人は先延ばしにしたまま歳を重ねていきます。

僕は今、意識して結果を出し続けている人に接近して、少しでも食らい付いていこうとしています。