お客さんにどんな事を話すか
僕はとにかく「お客さんと会う」ことを重要視しています。
税理士になる前からそうしていました(ぜんしでは単に「事務所にいたくない」という理由でしたが)。
お客さんと月次の試算表の話はもちろん、世間話にも花を咲かせます。
そうすることで信頼関係というものも生まれてくるのかなぁと思っていますし、雑談から仕事上の悩みなどが聞こえてくる事もあります。
ただ、こちらも仕事として、会計や税務のプロとしてお伺いする以上、売上アップに貢献する話や節税になる話など、お客さんに有益な情報を提供しなければなりません。
そこが昔からの悩みです。
他の税理士さんのホームページを見ていると、それぞれ強みを前面に打ち出して、他との差別化を強く意識しているのがわかります。
資金調達に強い、相続に強い、など。
他のにもYouTuber税理士とか、事務所ブログで税制の解説をしている税理士とか、業務効率化に特化した税理士とか、ただただ凄いなぁと。
僕は自分のお客さんにそういった価値を提供できているのだろうか?と、税理士バッジが付いて以来特に思い悩み続けています。
自分ではなかなか自分の強みが分からないもので、独立したてで実績もない。そんな自分に何か強みがあるのか?
まぁ、強みがあったとしても、それをお客さんが望んでいなければ、アクセサリーを着けているようなものです。
ジャラジャラとアクセサリーをひけらかすよりは生身の人間で勝負するしかないなと。
とにかく信用を稼ぐ日々です。
税理士ってお金持ちになれると聞いたから18年も耐え忍んだのに、現実は今のところブラックです(笑)前職よりがむしゃらに働いてるのに給料出ません…。
それもこれもまだまだ信用が無いから。コツコツと積み重ねていく他ありません。
そんな中で、前職から長年担当させて頂いてた会社の社長の弟さんが、つい先日、亡くなる前に「後のことは田中に任せれば大丈夫」と言ってくれていたそうです。
そう言ってくれる人もいる。それが励みです。
そう言ってもらえるような仕事ができていたんだなぁと思うと、それが自分の強みと言えるのかなと。