申告書の収受印
まだまだコロナ対策の給付金の問い合わせが多い田中会計です。
そんな中でほぼ毎回ある問い合わせが「税務署の収受印が無いんだけど…」というもの。
電子申告をしていれば申告書上部に受理した日付などが印字されたり、通知があったりするのですが、僕が所属していた事務所は紙媒体で提出していたのでそういったものはありません。
一括提出表のコピーをもらう
提出で税務署に行くと、他にも箱や紙袋でドッサリ申告書を提出している光景をみたものです。
そういう事務所では申告書の一枚一枚に収受印をもらうのではなく、「一括提出表」というものに10件分くらいまとめて収受印をもらいます。
そのため、お客さんへの控えには収受印が無いものが渡されるわけです。
なので、給付金の申請などで「収受印のある申告書控え」と書かれていたら、この一括提出表のコピーを会計事務所から取り寄せる必要があります。
一括提出表にはその方以外にも名前の記載などがあるので個人情報の問題がありますが、該当者以外を隠してコピーしたもので給付金が貰えた方がいましたのでそれでOKです。
中には税理士がかたくなに「個人情報だから」と対応してくれないとか、さらに納税の猶予までしてるから納税証明書も取れないと言った声がありましたが、さすがにそういう時は問い合わせて指示を仰ぐしかないかなと(ウチがそういう事務所でしたので、僕の独断でコピーを用意しましたが)。
まだまだ手厚い給付が必要では…?
関与しているお客さんに給付金が入り始めていますが、「今年開業した人」は給付対象ではありません。
「3月までに開業していれば」みたいな噂を耳にしていますが、世の中僕のように「新年度から区切り良く」と4/1に開業届を出したり、それ以降に起業した人もいるでしょう。
「前年の実績がないから」とはいえ、前年の源泉徴収票や住民税の納付状況などで補足できるはずです。国は「住民税非課税世帯」という言葉が好きですし。
100年に一度とかリーマンショック以上とか言うのに、まだ国の保護から漏れてしまっている被害者がいる訳です(僕も含めて)。その辺、しっかり見てほしいものです…。