自宅事務所というやり方
ひとり税理士としてやっていく決心をして、自宅アパートの一室を事務所にしています。
ひとりでやるなら事務所はいらないという自論
ずっと事務所を借りて、会計事務所っぽくない佇まいにする。アメリカンダイナーの雰囲気なのに中身は会計事務所という秘密基地のような空間を夢見ていました。厳しい税理士受験生活のモチベーションのひとつでもありました。
しかし、いざ独立するとなると、夢の前に現実を見なければなりません。
実績がないとお金もテナントも借りられなかったり、入居費用だけで開業の予算のほとんどが飛んでいってしまうことになったり…。
人を雇うつもりは無かったので、大枚を叩いて借りる必要はないかなという結論に至りました。
テナント=信用なのか
たびたび言われるのが「事務所ないの?」「信用されないよ?」「経営大変なの?」です。
同業者にも経営者にも知人にも言われ、もはや聞き飽きましたが、事務所があることと税理士の信用は関係ありません。
無駄を省くということです。
自宅とは別に事務所を借りれば余計に費用もかかりますし、通勤のために時間を費やします。
限られた時間で効率よく仕事する。たった15分の通勤時間でも10年、20年と続けたらとてつもない時間になります。家賃もそうです。
余計な経費をかけず利益を出すことは経営者として大切なことです。
公私混同をどうするか
自宅を事務所にしていると、公私混同という問題があります。
とはいえ、自宅兼事務所の特権でもあります。
ダラダラして仕事をしないようでは食いっぱぐれるだけですが、雇われ人のような拘束される時間も無いので自由がききます。
手が空いた時なら平日の昼間にジムに行っても良いでしょう。経営者ひとりですので。
自分の仕事内容で信頼を勝ち取れば良いだけの事です。