税理士で成功するには前のボスと反対の事をすればいい
大学院で租税法を習った際に講師の税理士先生が仰っていた言葉です。
僕の場合も全く同じだなと。
どんな税理士の下で修行するかによって、その後の税理士人生に大きな違いが生まれます。
- 社内教育があるか否か
- 昇進、昇給があるか否か
- ボスがまっとうな人間が否か
- IT化に理解があるか否か
- 人として尊敬できるか否か
など、自分の貴重な時間を雇用主に切り売りするのだから、こちらもボスを評価する権利があるはずです。
僕の勤務時代…といっても、未だ前のボスから電話が来ますし、招かれざる客に勝手に連絡先を教えているようで困っていますが…まさしく「この人間と逆の事」をすれば、まずは軌道に乗せられるかなと。
今月廃業したせいか、最終月の給与が未払ですし、年末調整もせぬまますべて撤去されています。
どうやら、平日の真っ昼間に蕎麦屋に「送別会」と称して呼び出された時の蕎麦一杯と、何故か領収書を書かされて受け取ったたった10万円が給与だったのでしょうか?
そういう人間でした。
やっと縁が切れる、手切金として我慢。といった所でしょうか。
幸い、自身が税理士事務所を営んでいるので給与明細から源泉徴収票は作れます。
ただ、最後まで税理士の風上にも置けない人間であったなと。
そんな人間の所に約15年もの長い間居座っていた自分にも責任がありますし、お金の代わりにある程度の時間を頂くという事で帳尻を合わせてくれたので試験前に休みを貰えたことは感謝しています(とはいえ、有給休暇という権利をそこに集中させただけで、盆暮も暦通りに働きましたが)。
ただ、廃業の報告すらせず看板を降ろし、決算の時ですらお客さんに会わず、最後まで電子申告ゼロ、確定申告の繁忙期にライオンズクラブでタイに旅行に行く、値上げ交渉や契約解除は従業員にやらせる、定期的に嫌味の書き置きがある、間違えた所をボスの娘(会話が出来ない精神障害を持つ人間)が勝手に直してるからどこをどう間違えたのかが分からず進歩にならない…など、散々な所でした。
「税理士になる」という目標を最優先に考えていたので、コロコロと事務所を転々とするのも面倒でしたし、お金より時間、プライベート云々より税理士になること、それを徹底していた結果、自分の頭の悪さも災いして受験期間=この税理士の下にいる期間となってしまいました。
良い反面教師でしたので、まさしく反対の事をしていれば自ずと経営に必要な3つの指針「CCS」①Customer focus、②Core competence、③Speedが達成できるので、分かりやすくはあります。(反面教師が良いわけありませんが…)