会計人コースの記事

今年の仕事初めから1週間。とある税理士受験生からいつぞやの会計人コースのネット記事についての感想を頂きました。

なかなか好評だったそうです。もしよろしければこちらからご覧ください。

まだ読んでくれる方がいるというのは執筆冥利に尽きます。

僕にとっては黒歴史を赤裸々にしたためたので恥ずかしくもあるのですが…僕がたどった苦労を今この瞬間に体験している受験生がいるのなら少しはお役に立てるかなと自負しています。

まさに「しくじり先生」。

簿記論という税理士試験の入門のような科目に長い年月を費やし、同業者仲間の3倍の時間がかかった僕の体験談は、壁にぶつかって苦悩されている受験生には刺さるようです。

ある人の感想では「デキる税理士のキラキラした合格体験談はどこか雲の上のような話で合格自慢にしか見えない」と。

もちろん、そのキラキラな税理士は物凄い努力と行動力、さらに強い意思の賜物だと思います。要は個人個人の性格や性分、捉え方の違いかなと。

トントン拍子で合格することや税理士になることで得るものも多くありますが、不合格を経験することや何年も受験し続けることでしか得られないこともたくさんあります。

おわりに

僕だってキラキラでリア充になりたかったです。

だけど、どこで間違ったか、現実は冴えない陰キャでした…。どうしてこうなった?と悶々とする日々ですが、元々自己肯定感が低い上に典型的なINFJ気質。

失敗やうまくいかないことばかりの毎日ですが、そんな「うまくいかない」という貴重な体験を大切にしていこうと思ってます。

思い返せば、友人と思っていた人に抜け駆けされて失恋したこととか、結婚したいと思えた彼女が実は既婚者だったとか、マッチングアプリで仲良くなって誘われたけど待ち合わせ場所に相手が来なかったとか、44歳ともなると歳上未婚者かシングルマザーからしかオファーが来ないとか、ご存知の税理士試験に18年もかかって人生計画めちゃくちゃになったとか…そんなお笑いネタのような体を張った人生を歩んでいると、それを知った人はみんな笑ってくれます(笑われているだけかも)。

これほど思い通りにならないと我ながら可笑しくなったりもします。結果はどうなるにせよ、仕事でもプライベートでも誠実に清々しくありたいものです。

税理士試験もうまくいかない時こそさらなる成長の時。どうにも負の感情から抜け出せないときは「アイツでも合格できたんだから」と僕を滑稽に感じていただければと思う次第です。