我が、我が、の日本。

昨日のことです。

幹線道路を車の流れに合わせて走行していたら、突然脇の小道から車が出てきました(おそらく一時停止無視)。

慌ててブレーキを踏んだわけですが、いきなりのこのこと割り込んできた車にあわや追突…というくらいのギリギリで事故は免れました。

が、それを「煽り」と捉えたようで、その人間はウインカーを出したのでその店に入るのかと思って追い越したら、そうではなく追いかけてきました。蛇行運転、パッシング、ハイビーム、並走…。

あぁ、こりゃ煽り運転だなと。

あれだけ痛ましい事件が全国ニュースになったり厳罰化されているのに、まだこんなことをする人間がいるのかと。

とりあえず安全な所で止まって、ドラレコの映像を見せてどちらが悪いのか分からせてやろうと思い減速したら…あんなに執拗に煽ってきたくせにまた小道に消えていきました。

弱い犬ほどよく吠える

そんなにこちらに腹を立てたなら面と向かって言うなり胸ぐら掴むなりすれば良いわけです。売られた喧嘩はちゃんと定価で買います。

もし僕も短気な人間で急ブレーキを踏もうものなら相手は僕に追突して命の危険もあったでしょう(明らかにくたびれた古い軽自動車でしたので、エアバッグやボディ剛性は無いかと)。

そのリスクすら考えられないほど怒り心頭だったはずなのに、問い詰めようとしたら去っていった。

実は気弱な人だったのか、今どき”当たり屋”なんかやっていたのか、拍子抜けでした。

今の日本に足りないものは知性

と、とある国民的有名人が言っていました。

思い通りにいかないことを他人のせい、国のせい、社会のせいにして己を顧みない人間が多過ぎると。

それは僕も感じています。

悪態ついてばかりいる人間、悪さをする人間、そういう人間たちは得てして定職に就いていなかったり、嫌なことがあると怒鳴り散らしたり…我慢に欠けるなと。

楽して満たされることなんかないのに、苦労もせず望む。代償もなく得られる訳がありません。

税理士の資格も遊んで寝ていては取れません。勉強して、願書出して、上位10%に入って、やっと1科目合格するわけです。

僕はそういう努力をしてきたし、「報われない努力」も日本中どの税理士よりも味わってきました。

そんな死地を潜り抜けてきたからこそ見えるものもあるのですが、怠惰な人間は見抜けます。

SNSで他者の断片的な充実を見て無いものねだりをするのでしょうが、求めるならば相応の行動が必要となります。しかし完璧で何でもできる人間なんていないわけですから、当然に壁や逆境にぶつかるわけです。

それを乗り越えてきた猛者たちが然るべきキラキラした世界にいるわけですが、そういった乗り越える努力をしない人ほど悪態をついたり、他者を攻撃したり、揚げ足をとったりと建設的ではなく破壊的な行動をするわけです。

この煽り魔も、今それをやればどうなるか考えろと。明らかに本人に非があるのに、一時の憂さ晴らしのために大きなリスクを取るなんてどう見ても割りに合いません。

考える間でもない愚行にも関わらず、その愚行に走る。明らかに知性に欠けると言えます。

最近、毎日のように凶悪事件が起こるようになったのも、物価高騰や上がらない給料で生活が大変になってきて鬱憤が爆発しているのかなと思うのですが、災害の被災地やウクライナの方々と比べれば遥かに恵まれているはず。

この程度の物価上昇で淘汰されるようではこの先に来るであろうさらなる物価上昇や経済活動の仕組みの変化に対応していけません。

頭を使え。お金を学べ。

先を行く人たちは口々に言っています。

そういう人たちが「知性が足りない」と言っているのです。

おわりに

僕も”弱い犬”の部類なので散々に吠え散らかしましたが、自覚があるので喧嘩を売ったりなんかしません。どうにか日々食べていくため、細々と黙々とこの稼業を頑張っているつもりです。

ただ、理不尽に対しては徹底抗戦します。

第三者から見て恥ずかしい人間にはなりたくないものです。