簿記論の壁。

税理士を目指すうえで避けて通れないのが簿記論です(院免という回避手段はありますが)。

この簿記論に僕は18年も苦しみました。

簿記論といったら税理士試験の登竜門で、ほとんどの受験生がまずは簿記論から始める。そんな科目です。

そして、そんな科目だからなのか、一発合格される方をいっぱい見てきました。

なぜ18年もかかったのか?

簿記論に一発合格した人と18年もかかってしまった僕の違いとは何か。

そう、入口を間違えたのです!

僕が税理士を目指したのは大学4年生の終わりごろで、決めたからには勉強しなければと就職せず、バイトをしながら日商簿記の3級の勉強を始めました。

一方、周りの友達は社会人となったのことでまとまったお給料をもらうようになり、新車を買い、週末は飲み明かす…。

そんな姿を見せつけられ、税理士試験という難関にチャレンジしているとはいえ、ひとりフリーター生活をしていることにひどく焦りを感じていました。

いざ簿記論のコースを受講するにあたり、専門学校で示されたコースは一般クラスと速修クラス。

当然、初学者であれば一般コースなのですが、受講相談に応じてくれた先生に「日商簿記の2級の勉強してるなら大丈夫。合格率が高い速修コースに行っちゃって!」と言われ、合格率が高いのならと二つ返事で速修コースを申し込みました。

これが終りの見えない地獄のはじまり…

速修コースというのは、すでに税理士試験を経験した人向けのコースで、一回の講義が一般コースの倍以上の速さで進みます。

当然、初学者の僕は講義についていけるわけがなく、月末の定例試験では毎回一桁得点。100点満点のテストで10点が取れませんでした。

毎回講義の前に先生をつかまえては質問していたのですが、その答えすら満足に理解できず「次同じこと聞いたら怒りますよ」とまで言われる始末…。

このような状態が本試験まで続き、いざ試験に臨むも試験開始の合図で問題を開いた瞬間、頭の中が真っ白に…。

本当に「真っ白」になるんです。

解けそうな問題が無い。

記念受験にすらなりませんでした。

だけど途中退出する勇気もありません。

どうにか2時間という試験時間をやり過ごし会場を後にしましたが、なんの手ごたえも達成感もなく帰路につきました。

この後、17回も簿記論の試験を受けることになるとも知らずに…。

簿記論はとにかく基礎!

18年間簿記論の勉強をしている間、先生から常々言われていたのが「総合問題をやりなさい。」ということです。

先生の言うことを素直に聞いて、愚直に総合問題を解きまくる日々でした。

努力の甲斐あって学内では常にトップクラスに君臨し、直前期でも何度となく1位も取りました。

ところが、何年受け続けても結果はA判定。先生にも「なぜ合格しないのかが分からない」と言われ続け、もはや自分で模索し続けるしかありません。

いろんな専門学校の問題を解き、日商1級の問題にも手を出しました。

この頃は直前期にもなると毎日2時間の総合問題を3つ解きました。今思えば、よく仕事と勉強を両立していたなぁと。合格ラインに達するまで解き直しをしました。

それでも合格できません…。

何年も簿記論を続けていることでなまじ力が付いてしまい、上位10%に入るために1点でも多く取ることに固執した結果、いわゆる「捨て問題」にまで手を出していました。

簿記論で大事なことは「自分が分からないところは他の人もわからない」ということです(もちろん、自身が合格を狙えるだけの努力をしている前提です)。

一説によると、配点箇所は決まっておらず、「得点者の多い箇所に2点、少ない箇所には1点」などといった作問者の意図に左右される場合もあるそうです。

なので、力のある人が解ける箇所よりもみんな解ける箇所を死守する。つまり、基礎を完璧にして本試験に臨むことが鉄則となります。

みんな解ける箇所でケアレスミスなんてやらかしたら致命傷です。

 

今後、僕なりのケアレスミス対策や気の持ちようなども紹介していきたいと思います。

 

 

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