税理士は打算的
税理士には損得で物事を考えるという打算的な人間が多いそうです。
あと勉強ばかりしてるイメージもあるのだとか。
ところが僕にはそういったイメージを感じないそうで「文化的」と、ある同業者仲間に言われました。
他にも見込客の方や金融機関の人などと初めて対面する時にも驚かれます。
「自分は打算的だ」と言う同業者仲間からは「田中のように文化的に生きたい」と言われましたが、むしろ僕は彼のような打算的なところを尊敬しています。
どちらが良い・悪いではないのですが、税理士という世界では打算的になるのが普通かなとは思います。
合格は上位10%という競争試験、受験を応援してくれない会計事務所、残業が当たり前…そんな世界で難関資格に挑み続けていたら文化的なモノに触れている暇など無いでしょう。
100%勝てば官軍の世界ですから、己の損得で考えるようになるのも致し方ないかなと。
税理士になった後もコロコロ変わる税制に対応すべく学び続けなければなりませんし、税法以外の質問も受けるので幅広くアンテナを張って学んでいかなければなりません。
僕だって学びは欠かさないようにしています。
でも遊びや趣味も欠かしません。
趣味に費やす時間が無くなるような仕事量にはせず、調整しています。
もちろん、食べていくために仕事は欠かせませんが、文化的な生活のために時には捨てる仕事もあります。
独立したらそういう裁量権があるので。
ただ、打算的な性分の場合はきっと拡大路線が「当たり前」なのかなと。それは素晴らしいことなのですが、仕事一辺倒になってしまうとブラック一直線になってしまうのではないでしょうか?
多趣味な税理士が増えればブラック事務所が減って税理士を志してみようと思ってくれる人が増えるんじゃなかろうかと。
まぁ、明日の面談にどのスニーカー履いて行こうかなとエヘエヘしてる税理士に需要があるのかは謎ですが…。