「派閥」のウザさ

「派閥」と聞くと真っ先に思い浮かぶのは自民党。

政権与党なのに派閥が違うと方針も違うようで、せっかく与党になれたのに自民党内で足を引っ張り合っているようにも見えます。

税理士にもそんな「派閥」を感じる時があります。特に静岡は。

静岡は某栃木のアレの勧誘がキツいです…。

税理士が群れる?

「ひとり税理士」というスタイルで営業をしていますが、孤独というわけではありません。

税理士仲間は県内外にいますので、情報交換し合ったり、分からない事を教え合ったり、ゴルフをしたり呑みに行ったり。仲間・友人はいる方だと思います。

でも群れるのは苦手です。

税理士の中にはとにかく全国で群れたがる一派がいます。「自利利他」と言っておいて関与先からお金を搾り取る営業スタイルの(全員がとは言いませんが)。

そういった搾取のスタイルが嫌になってウチに来てくれたお客様もいます。

その一派は税理士に対してもかなりしつこい営業を仕掛けてきます。しかもベンダー以上にそのシステムを使っている税理士が。

会計ソフトに「一番」は無い。

彼らは選民思想でもあるのか、かなりの至上主義者です。ユーザー側が褒めちぎる会計ソフトなんて彼らのやつだけです。

先日もマルチ商法のような手口で税理士から営業をかけられました。

世の中たくさんの会計ソフトがありますが、どれを触っても一長一短あります。よって大差ありません。車で例えるとトヨタとホンダの差…みたいなものです。

市販されている以上、どのメーカーの会計ソフトでもちゃんと申告できますし、会計もCSVで他社ソフトに取り込むこともできます。

なので「コレじゃなきゃダメ!」ということはありません。絶対に。

会計ソフトは強制するものではない

僕の事務所ではマネーフォワード等のクラウド会計の他、有名どころの弥生会計やミロク(MJS)などに対応しています。

どれかひとつの会計ソフトを使わなければ関与しない、そもそも会計ソフトを使っていない納税者は相手にもしない…なんてことはありません。

が、彼らの中には平然と強制する者がいます。

その会計ソフトでなければ黒字にならないのだと(単に使用料を別途徴収して自分の儲けにしたいだけです)。

何か違うんじゃないかと思うわけです。

彼ら派閥にアンチの税理士も多い

あの派閥の税理士たちはずいぶんカネ回りが良いようで高級車に高級時計、高級ブランド物…商売人としては成功者なのかも知れません。

何にお金をかけるかは人それぞれなのですが、彼らが集まると…とにかく持ち物自慢、人脈自慢、売上金額自慢、そして「平家にあらずんば人にあらず」のような派閥至上主義。

一緒にいると疲れます…。

一時、親しげに近寄ってきて囲い込み営業を食らった事がありました。

「これだけ仲良くなったんだから、もう切り替えるしかないよね?」などと。「はい。」と言うまで帰らせてくれない勢いでした。断りましたけど。

この話をしたら同業者仲間から「あっち側になるなら一緒に仕事はできない」と言われたほどですから、いかに…。

税理士の選び方

税理士を探すにあたり、力量がある、親身になってくれる、料金が安い…それぞれ基準を持たれていることと思います。

その中でもう一つ加えておいた方が良いのが、その税理士がどんな会計ソフトを使っているか?

です。

あの派閥の税理士の所に行ってしまうと、全員とは言いませんが高確率で顧問料の他になんやかんやお金を請求されたり、毎年のように大同生命の保険を売りつけられたりします。

彼らは「節税」とか「税金対策」と言ってきますが、それは目先の今年だけの話で、今回払うべきだった税金を未来に繰り延べているだけです。

保険で資産運用を考えるのなら大同生命ではありません。米国系の保険会社です。

青い文字のアルファベット3文字の税理士には気をつけた方が無難です(同業者を貶めるのではなく実体験です)。

おわりに

税理士が納税者の方々に貢献するという事は、税理士から貢献してますアピールをするのではなくてお客様から良く思っていただける事だと思うのです。

ましてや、「自分、貢献できてる!」という態度は自惚れ。

税理士仲間で集まって高め合う。そこまでは良いのですが、その勢力を増やそうとか、派閥内の盛り上がりを外部に強要するような手口はアンチを増やすだけです。

そもそもそういったしがらみが嫌で「ひとり税理士」なんてものをやってるわけですからお門違いでしょう。

もちろん、彼らほど僕のスタイルが理解できない人も他にはいないでしょうけど。

そういう特異なやり方なので我が田中会計は浮いているのかも知れません。

一神教の彼らと様々なソフトを使う多神教の僕。

そりゃあ相容れないですな。

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