明日は我が身

新たな年が元日早々とんでもない事から始まりました。

非力ながらも出来る事を。

東日本大震災の時は翌日にたまたま通りかかったNHKの支社で張り紙を見て駆け込んで財布のあり金2万円を募金したものですが、今はサクッとネットでできて便利です。

※色んなネット募金があって詐欺も存在するようです。ヤフーや赤い羽根、ふるさと納税制度等の信頼できるところでお願いします。

揺れると何もできなくなる

僕も2009年に焼津市で震度6弱の地震を経験しました。

その時でさえ長い時間揺れ続けていよいよ東海地震が来たかと覚悟したものです。

窓を開けて逃げ道を確保するとか教わっていましたが、いざ揺れると何もできません。布団をかぶって身を守るのがやっと…。

その2年後に東日本大震災で大津波の映像を見て、初めて「津波」がいかに恐ろしいかを痛感しました。

子供の頃から「いつ来てもおかしくない」と言われ続けている東海地震(南海トラフ巨大地震)。静岡県は津波もあるし原発もある。本当に大地震が来たら壊滅的でしょう。

決して対岸の火事じゃなくて「明日は我が身」です。

被災したら仕事をどうするか?

僕が被災した場合、当然仕事どころではないのですが、県外のお客様や被害を免れたお客様は災害とは無関係なので災害免除法の適用がありません(顧問税理士が被災したからという理由が通ると思われますが)。

「災害が止んだ日」がいつになるか分からないので、いつまでも県外のお客様の申告やサービスをストップし続けるわけにも行きません。

そんな時は現地の税理士仲間を頼って助けてもらうよう、連携は常に考えております。「ひとり税理士」ゆえに災害だけでなく、自身に万が一の事態が生じた時のことも考えています。

ともあれ、いまだ続く余震と大地震後の大雨警報…1秒でも早く、今よりほんの少しでも救われますように。

おわりに

被災地で間仕切り用のダンボールすら不足しているのだそうです。

決まった事とはいえ万博の日よけなんぞに350億円も浪費できる国が被災地にろくな備蓄もさせてない現状に辟易とします。

いくら能登半島の奥地で交通の便が悪いにしても以前から地震が多い地域なのは分かっていたはずなのに。こういう時に滑走路がいらないオスプレイを使えないのでしょうか?

それ以上に辟易とするのはくだらないデマを流す輩がいてみたり、サクッと寄付すりゃあ良いのにその寄付すら「寄附金控除」に誘導してお役立ち情報を流す計算高い税理士がいたり…職業柄かも知れませんが、こういう事態においても節税ありきな姿勢って僕は違うかなと…。

まぁ、SNS等で有名な税理士ほどそういう投稿をしてたので商売としてはそれが正解なのは分かります。

手段として寄附金控除の対象となる募金を使うのを否定はしませんが、僕は助け合いの心を大切に思う性分なので…税理士がこの世の地獄のような被災地の映像を見て「税金が安くなるから寄付しよう!」というのは何かモヤッとする次第です。損得抜きでやろうよと。