信用を得ようととする練習

人と接する際に必要な心掛けです。

一朝一夕で得られるものではないものだからこそ、日々の心掛けが大事になります。

経営者ならもちろん、雇われ人であってもです。

税理士業なんぞをやっていると、専門知識がある故か「こんなことも知らないの?」という思い上がりから態度が横柄な、謎の上から目線の人間に出くわすことがあります。

お客さんが知っていればそもそも税理士に頼んだりしません。

こちらからしてみれば毎年恒例の決算であっても、お客さんにしてみれば一年に一度、本業の合間に色々揃えなければならない資料などがあるわけです。

それを「早くよこせ」というのは違うかなと。

早く欲しければ事前にゆとりある期限を設けて伝える。それでも揃わなかったらやんわりと焦らす、それでも連絡が無いor締切後(申告期限に間に合わない頃合)に連絡が来るようであれば契約解除。

僕はそのように対応しています。

遅く来ておいて期限後申告になったのにクレームが来る事も前職であったので、ここは心を鬼にします(そうならないように心掛けていますが)。

その時の口調は特に気を遣っています。

言葉選びや声のトーン、表情も注意しています。「口は災いの元」、「目は口ほどに物を言う」です。

以前、他所の会計事務所から移って来られたお客さんの件でその事務所とやりとりをしていても、お客さんから契約解除されるほどの己のミスを棚に上げて終始イヤイヤ感100%の態度とミスしておきながら金払えとの請求。

地元ではまぁまぁ有名な事務所故の傲慢でしょう。僕まで無資格者の小僧になめた事を言われたものです。あの時はキレても良かったかなぁと(笑)

自分の担当が離れていくのは気持ちの良いものではありません。

だからこそ日々の積み重ね。人は誰しも失敗するものなのでその時にどう対応するか、こういったことは仕事でもプライベートでも人の中で生きていく上での大前提です。

「良い人=どうでもいい人」と言いますが、どうでもいいからこそ良い人でいないと嫌われるだけかなと。

良い人という前提があって初めて交渉の席についてもらえる。信用とはそうして育まれるということもあると思うので。