「しくじり先生」枠。
新年度になり、さっそく新社会人、会計事務所一年生から相談(ほぼボヤき)を受けています。
そろそろ親子ほどの年齢差になろうかという世代ですが、どうやら田中とはそれなりに話しやすそうで、色々話してくれます。
その時に僕なりに気を付けているのが、上からにならないこと。横から目線とでも言いましょうか。
年齢差やスキルの差があるほど上から目線になりがちなので、かなり意識して気を付けています。
そういう姿勢を目上の方にお褒め頂くこともありますが、そんな立派なものではなくて、単に本当に人生で失敗が多いので。だから、失敗してしまった人、やらかしてしまった人、つらい人の気持ちがよ〜く分かります。
なので話し方や話す内容には気を付けて、好かれようと優しくするのでもなく、厳しくして嫌われるわけでもなく、バランスを心掛けています(それを嫌う人も中にはいるかも知れませんが)。
うんうん。そうだよね。分かるよ。と言いつつもやんわりと「僕も昔は同じことやらかしてね。その時は…」とか「実は僕もよく分かってないんだけど…」といった具合に。
そうこうしてると「田中先生の下で働きたい」とまぁ見事にこちらの術中にハマってしまう子もちらほらいるわけですが、僕は人を雇った事がないので良い上司にはなれないかなと。最近、自分で自分がよく分からん時もございますので…。
ともあれ、夢や目標、理想などを抱いて入ってきた新人の出鼻を初っ端から挫くのはいかがなものかと。
いきなりサビ残宣言とか未だ昭和脳の老害が蔓延っているとは驚きです。僕は勤め人の頃でもほとんどサビ残なんぞしなかったので。
特に税理士受験生で勤め人という立場でしたら、理不尽には徹底抗戦しても良いのではないかなと思います。むしろすべきでしょう。
給料分はちゃんと働かなきゃいけませんが、そこまてで良いかなと。合格すればそれを成果として見せつけることもできますし、忠誠心が上がらなければ独立なり移籍なりできます。
会社のために働く、合格するのではなくて自分のために働いて、合格する。
自分の人生のゴールは何なのか?そのビジョンがはっきりすれば自分の人生を自分でコントロールできます。
僕の新人時代よりもみんなしっかりしてるし、大学生の時すでに簿財合格してたりするので、最低でも僕よりはうまくいくはずです。
もしかしたらそれを踏まえて僕に話してくれているのかも知れません。だとしたらなかなかの策士です(笑)