ついに国税庁に不作為の審査請求!!
昨年3月に大学院を卒業し、卒業式当日に仲間と一緒に修士論文を郵送しました。
これまで3月提出の場合はその年の8月~10頃に免除通知が届いていたそうです。
ところが、僕より1年早く卒業した先輩の時から遅れが生じ始めました。その人は12月に通知が届き、登録手続きを全て終えて税理士になれたのは翌年2月だったそうです。
ちょうど加計学園とか森友学園とかで国会が騒がしくなっていた時で、国税庁のお偉いさんも尋問されていたような事があったので、そういったゴタゴタが響いていたのかなと。その程度にしか考えていませんでした。
僕の時はさすがにもう少し早いだろう。先輩の時がたまたま遅かったのだろう。そう思って去年の夏から独立に向けて動き始めました。
審査が大幅遅れている理由
去年の11月あたりから遅いなと気になりはじめ、今日までで通算4回、国税庁に問い合わせてみました。
その結果は4回とも「審査中です。」のみ。
本当に審査(僕の論文を読み始めているのか)に入っているのかさえ疑わしいものです。平成31年3月25日に受付されているのに令和2年1月14日時点で未だ審査中とは…。
同時に提出した仲間は令和元年12月に免除通知が届いています。
この違いは何だと問い合わせても「非公表なのでお答えできません」と。
通知が届いた彼は相続税の論文。僕は所得税の論文。二人とも3/25受付。一方で平成30年12月に相続税の論文を提出した人も同日の認定日で同日に免除通知が届いています。
察するに、税目によって審査する人間が違うのではないでしょうか。
最近では受験者が激減し、免除申請者が急増しているという噂もありますし、審査する側も少ない人員でやっているので捌ききれない状態になっているとも聞きます。
このへんの噂の真相を聞いてみても「非公表です。」の一点張り。
まぁ、国家資格の審査なので当然の反応ですが。
怒りの審査請求
不作為=行政庁が法令に基づく申請に対して相当の期間内に何らの処分もしないこと。
税理士試験の試験免除の制度も法令に基づいていますし、10ヵ月経っても結果が出ないとあっては「不作為」と言っていいでしょう。
不作為の審査請求を行っても約半分は却下されているようですが、国税庁に怒りをぶつけるという意思表示でやりました。
苦労に苦労を重ねて、たくさんの時間とお金を費やして、色んなものを犠牲にして簿・財・所に合格して、大学院入試にも合格して論文やレポート課題もために分厚い本や英語の文献を読み漁り、卒業間際までかかって100ページ超の修士論文を書き上げました。
こんな死に物狂いの18年間の集大成をダラダラとした「お役所仕事」でいつまでも待たされて先に進めないでいる日々に怒り心頭ですし、審査員は申請者の努力に対して無礼です。
例えば民間企業で何かの仕事を依頼して、それが10ヵ月も待たされたら信用無くします。
それが役人の仕事ではまかり通っている。
国の舵取りをする公務員がこんなだから日本という国がどんどん悪く、歪んだ国になっているのではないでしょうか。
これから免除申請をする人のため…になるか分かりませんが、少しでも襟を正してくれることを願っての審査請求です。
もちろん返答の内容は期待しちゃいませんがね。