インボイス開始に向けた補助金

静岡市のホームページですが、新たにIT補助金が始まりました。

中小企業等の「経営の効率化」や「生産性の向上」のために、ECサイトの導入や在庫管理システムの導入で売上増加や効率化をしたい事業者を支援するためのものですが、「インボイス対応の環境を整えたい」というのも対象です。

今年の10月1日からインボイス制度が始まるわけですが、周りを見ているとまだまだ準備が不十分だなぁと感じることが多々あります。

「インボイスナンバー取ったから良いでしょ」、「請求書とか領収書にインボイスナンバー書けば良いんでしょ?」といった程度の認識で止まったままの人が多いなぁと。

ちなみに、改めてインボイス制度って何ぞや?と思ったら、こちらの一般社団法人宮城県建設組合連合会に分かりやすく説明されているのでご覧になってみて下さい。

インボイス開始まで3ヶ月を切ったので、そろそろ真剣に向き合わないといざ始まったら増える手間にストレスを感じることでしょう。

10月からは、これまでの経理に加えて、手元に集まったレシートや領収書にインボイスナンバーがあるかどうかを全てチェックしなければいけません。

「税理士がやってくれるんでしょ?」と思うかもしれませんが、税理士がそれも請け負うということは手間が増えるので、顧問料が上乗せされてしまうかも知れません。実際に「インボイス値上げをする」と言っている税理士もいます。

物価高騰の中、そういう追加支出はしたくないものです。なので、そうならないために今から準備を始めたいものです(そろそろほんと待った無し)。

インボイス下での手間抜き経理

すでに経理が自計化できている関与先さんも多くいますが、一方で根強く記帳代行をする関与先さんも多くいます。

レシートを集め→伝票を書き→会計ソフトに手入力

このようなケースが多いかと思いますが、インボイスが始まると全てのレシートや領収書と全ての会計ソフトに入力した仕訳をチェックしなければなりません。さらに電子帳簿保存法も考えたら…「よく分からないし忙しいからまた今度でいいや」と後回しにしたくなります。

こういった面倒くさいことを解決するにはやっぱりIT、AIです。

スキャナを買ってレシート・領収書を読み取って、それを会計ソフトにAIで仕訳入力してしまう。そうすれば伝票を書くとか会計ソフトにひとつひとつ手入力するという手間が無くなります。電子帳簿保存法の要件もある程度満たされます。

楽をすることができて、その設備を準備するためのお金も市が出してくれる。使わないテはありません。