心の支え

とある受験生の方から「長い受験生活で支えになった言葉があれば教えて欲しい」と言われました。

日没が早くなりました。今となっては行くこともなくなった大原の方角。

最終的には根性論100%の世界だけど…

税理士試験は上位10%が合格できる競争試験です。たとえ友達でも同じ科目を受験するのであれば敵。

頑張って、踏ん張って、1年間耐え抜いた先に合格があるわけなので、気合と根性が全てです。

「気合」と「根性」。よくある合格体験談です。そんな話を聞いても何の役にも立ちません。聞きたいのは、どうしたらその気合と根性を維持したり捻り出したりできるのか?僕は常々それを思っていました。

他人の成功談はアテにならなず(自分には合わなかった)、ひたすらもがいていたものです。

もがき続けて18年、やっと税理士になったわけですが、ゴールに立って感じたことは自身の人生のゴール地点と最悪の事態をリアルに妄想し続けることが大事だということ。

「税理士になりたい」ではなく、どんな税理士になってどんな仕事をしているか、どんな仲間と仕事をしているか、どんな場所を事務所にしているか、などなど詳細になればなるほどゴール地点がはっきりしますし、つらいつらいの受験生活のことばかりで頭がいっぱいになるよりもテンションが維持できます。

あとはその反対で、ドロップアウトしてしまった場合のもしもの自分。税理士試験を諦めてどうなっているのかを冷静に考えてみる。

今の職場で定年退職までいられるか、別の世界で稼げるのか、家族はどう思うだろうか、などなど。

僕は結局、辞めて他の世界に行けるほどの実力も無かったのでここで頑張ることしか選択肢を思いつきませんでした。それが支えとなって18年という無駄に長い受験期間でも耐え抜くことができました。

「根性」は最悪の事態を想定して恐ろしくなったから培われ、「気合」は夢を叶えた自分に辿り着くぞという思いで培われたと今なら感じています。