新シーズンの科目選択をどうしたもんか

いよいよ令和5年の税理士試験に向けた講座が始まったようです。

そんな中、何人かの受験生から「9月からの科目をどうしようか悩んでいる」との話がありました。

受験生が減っている税理士業界。大原も以前よりずいぶん暗くなりました…。

僕も受験時代は9月からの身の振り方に悩んだものです。

本試験の手応えはあったのに不合格だったり、全く自信が無かったのに合格したりと自分の感覚とは逆の結果になったことも多々ありました。

講座は9月から始まるのに本試験の結果通知は12月(令和4年の合格発表は11月30日)。結果を待って不合格だったら3〜4ヶ月のブランクになります。

講座は受けず自主勉で…と思ってもモチベーションは続かぬもの。仕事や新たに始めた科目の勉強でそれどころじゃなくなります。

基本的には本試験の手応えはどうだったか?

僕の長い受験生活での経験則で言うと、本試験の最中にダメだと感じてしまったなら同じ科目をやった方が良いでしょう。

「諦めたらそこで試合終了」という安西先生の言葉のとおりで、本試験の最中に「こりゃまた来年だな…」とか「ムリだ…」と感じてしまったなら上位10%の競争試験に勝ち抜くことはまず不可能です。

所得税は自信が無いのに合格しましたが、出し切ったという満足感はありました。計算が壊滅的だったのですが理論は120%できたという手応え。配点箇所は公表されませんので、なにも計算50点・理論50点というわけではないのかも知れません(でないとつじつまが合わない)。

簿記論については18度目の正直でしたが、絶対合格した!と思って自信満々で終えたのにA判定で不合格(今でいう59〜55点くらい)という通知書を何回も受け取って絶望したものです…。

やり切って不合格なら年明けからでも挽回できる

9月からの身の振り方に悩んでいる人には、自己採点はどうだったか?手応えはどうだったか?を聞きます。

迷うということは自信で押し切れないということですが、やり切った感があったのなら通知待ちで良いでしょう。そこまでやれたのなら力は付いてるはずです。

特に令和4年は11月30日に発表なので、たとえ不合格だったとしても従来より1ヶ月早く対応できるわけです。

どうにも不安なら、週に1日だけやる、1日1問だけやる。そういったやり方で発表を待てば良いでしょう。

おわりに

僕はやっとその年の試験が終わったのに自己採点していきなり現実を知るのが嫌だ!と、かたくなに自己採点をしませんでした。模範解答も学校によってバラバラですし。

そのため試験の手応えのみで9月からの身の振り方を決めていたのですが、簿記論以外は手応えのとおりの結果でした(簿記論は底なし沼にハマっていたので最後まで自分が信用できなくなっていた)。

学費も年々高くなってる感があるので悩ましいですが、自身の努力に誇りを持てるのなら大きく構えて待っていて良いのではないかなと思います。

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