オマケされること
どういったわけか、お店に行くとたびたびオマケをしてもらえます。
常連になっているお店はもちろん、一年ぶりに行ったお店とか、時には初めて入った店でもオマケして頂くときがあります。
僕も商売人なので、オマケというか採算度外視で臨む仕事もあります。
僕は自分の欲望に素直なので、時に「やるほど赤字だよなぁ…」と思ってしまう時もあるのですが、じゃあ何でそうしてるのかチョットだけ考えてみました。
全て、好き嫌い次第。
何かを頑張っている人が好きです。そして当たり前ですが自分を好いてくれる人が好きです。
そういう人には良くしてあげたい。そう思うのは自然なことかと思います。
要は人柄で選ぶ傾向が強いかなと。
どんなにお洒落だろうと、どんなに美味しかろうと、その店の人の感じが悪かったら二度と行きません。
逆にそこの人を気に入ったらどんなにコスパが悪かろうと気にしません。ネットで半額セール品になっている物であってもその人から定価で買いますし、コーヒー一杯のためだけに県外へもしょっちゅう行きます。
嫌いな人と飲む酒より好きな人と飲む水の方が美味い。というやつです。
そういうスタンスだからか、方々で良くして頂いています。
こっちが一方的に好きなだけなのに良くしてもらって…至れり尽くせりです。時に仕事をもらったりもして、結果的にコスパが良いことになるわけです。
おわりに(がいつも長い)
たぶん世の中には「こっちゃ客だよ?」「お客様は神様だろ?」という考えの人の方が多いのかもしれませんが、根底にそういう考え方があると行動にも現れるもの。そういう人を見ると痛ましく思えてしまいます。
むしろ逆の方が良くて、こちらがヘコヘコしているとお店の人も気分良く仕事ができるので、結果的に良いサービスを受けられるわけです。
つい最近、それを感じたことがあって、清水エスパルスの試合を観戦に行ったとき、スタジアムのフードエリアに長らくご無沙汰していたラーメン屋が出店していました。
懐かしくて久しぶりに行ってみたら、店主さんが忙しく動いてる中で「お!」みたいな表情をしてくれました。
それが印象的だったので、今日の昼食でそのラーメン屋に行ってみたら「お久しぶりですね!先日はありがとうございました!」とトッピングをサービスしてくれました。
金額的には100円の味玉ですが、人気店なのに一年くらいご無沙汰していた上にもともとそんなに絡みが無かった僕を覚えていてくれたのが嬉しかった。この感覚を自分のお客様にも感じてもらえるような、そんな対応をしていけたらなぁと。
業種は違えどこちらも接客業。見習いたいものです。
100円の味玉でリピーターになる僕は安上がりな人間ですが、嬉しかったから良いのです。
ちなみに、田中がよくやる手口はというと…
周りは無言だったり、ボソッと「ごちそうさん」の一言で去っていく人がほとんどなので「ごちそうさま!美味しかった!また来るよ!」と笑顔で一言二言付け加えます。
コレ、効果抜群です。お試しあれ。