いよいよです。
明日から8月。税理士試験の簿記論を受験される方の中には前泊で明日、試験地に向かうという人もいるでしょう。
僕も受験時代は前日の夕方くらいに出発したものです。
あると便利だったもの
複数科目を受ける場合、待ち時間もつらいものがあります。
炎天下で待たされるのがとにかくキツい。会場によっては空調の聞いた施設に入り込んで涼みながら待つこともできますが、そんなことできたのは2〜3回くらいでした。
快適に待そうな場所を探すも、近場のスタバは満席、近場のコンビニも刈り尽くされ、試験会場近辺は不毛の地と化しています。
暑さ対策は本当に重要です。僕の長い受験生活で、持ってて良かったと思うのは、
- 小さなうちわ(扇子は親指に負担があるので)
- 濡らしたタオル(気持ち良い)
- 手ぬぐい(首に巻くと汗が不快にならない)
- 折り畳み傘(晴れ予報でも都会はゲリラ豪雨が毎年どこかのタイミングであった)
- パウチゼリー(食欲無いときの補給源)
- 羽織るもの(クーラー効き過ぎの場所アリ)
- 折り畳みイス(地べたに長時間座ってヘルニアになったので)
緊張や恐れ、あるのが当たり前。
仲間の中には何ら動じない強心臓の持ち主がいましたが、僕はいわゆる豆腐メンタルなので前日〜当日の朝まではキツいものでした。
寝付けないからお酒の力を借りても酔えず、夏の暑さもあいまって食欲も無い。コンディションは最悪だったと言えます。サッカー選手だったら確実ベンチ外でしょう。
でも試験は孤独な闘い。自分でやるしかないのでそんなコンディションでも最善を尽くすしかありません。
ただ、今だから確実に言えるのは、プレッシャーの大きさと本気度は比例しているなと。ハナから諦めてたり記念受験だったりしたらプレッシャーなんか無いでしょう。
一年の頑張りをたった2時間のテストで決められてしまうわけですから、そりゃあ緊張します。
僕はプレッシャーから来る吐き気で起きていられなかったほどで、出発ギリギリまで横になっていたし、効き目を感じない胃薬を飲んでいました。
またある年は、寝付けずほぼ徹夜の状態で、動いてないと不安でいてもたってもいられず、試験官が会場に来る前に試験会場に来てしまい(朝6時ころ)無駄にそわそわしながら周囲を徘徊していたという怪しい行動も…(幸い初合格でした)。
こんな人間でも14万3千人156人目の税理士です。
18回も簿記論を受験しているうちに、「努力は報われる」という言葉なんてキレイゴトだ!と曇った心の大人になってしまいましたが、報われていなかっただけでその時々の自分は確かに努力をしていました(無駄な努力もあったようですが)。
拾ったチョット良い言葉
プレッシャーに負けそうになっていた時…や、すでに負けていた時の方が多いか…。余裕ヅラのデキる人やその時のパートナーに相談(というかボヤき)してはどうにか自分を保とうとしていて、自分のことだけで精一杯で愛想を尽かされたことがあります。
そんなダサい自分を回顧していたらふと目についた言葉です。誰が言ったかは知りませんが。
勇気はもらえません。
あげることもできません。
誰かがしたのを見て出来るんだってわかることは勇気じゃありません。
勇気とは、怖くて、不安で、成功するかわからない…それでも挑戦することです。
自分の中から振り絞るものです。
さぁ!今こそその時です!
1年間の努力、苦悩、根性を試験員にブチかましてやりましょう!税理士試験は試験員との喧嘩、他の受験生との壮大なバトルロイヤルです。
闘う心があれば、負けはしません。