物持ちの良さ

古いものが好きです。ヴィンテージ◯◯という類いのものが。

ヴィンテージのスニーカーやデニムは着用したら壊れそうなのと高騰し過ぎているのとで手を出していませんが、大切に使い続けていくうちにヴィンテージっぽくなってきたというものならいくつかあります。じゅうぶん元は取れています。

古くなったアウトソールをイタリアのVibramに張り替えてもらいました。

今回、修理に出していたスニーカーはadidasのフラッグシップとも言えるsuper starの亜種。オールレザーで気に入っていますが、made in Chinaです。そこはかとなくリリースされて消えていった地味なモデルです。

adidasのスニーカーはフランス製のヴィンテージが最も高値が付きますが、軽く2桁万円。スニーカー好きですがそこまでは出せません。分かる人にしか気付かれませんし…。

なので僕は気に入っているものを直したり、洗ったりして使い続けています。

レザーの汚れは名古屋にあるスニーカー専門のクリーニング店にお願いしているほどです。

サステナブルというやつ

ここのところ「持続可能性」という言葉をよく見聞きします。

リサイクルとか再生エネルギーとか。

最近ではスニーカーもサステナブルと言ってプラスチックゴミのリサイクル素材を使うようになってきました。スエード素材そっくりなものも出てきたほどです。

欧米では環境を考えた製品でないと売れないなどという話も聞きます。

が、結局は「サステナブル商法」じゃないかと感じてしまいます。

リサイクルするということは、その前に「捨てる」という行為があるわけで、その「捨てる」を減らすのが大事じゃないのかなぁと。

SDGsの中にはそういったものも含まれてると思いますが、実際には日々たくさんのものが捨てられているわけで。

「断捨離!」とぽいぽい捨てるのが世のブームですが、そんなあっさり捨てられるような物を買わないことが大事じゃないのかなぁと思います。

気に入ったものを修理しながら長く使う。それがエコということもあるはずです。

僕は車も20年以上前のもの、バイクに至っては40年以上前のものを今なお現役で使っています。

「燃費が悪い=環境に悪い」というのも確かにありますが、乗り換えないで(新車を買わないで)使い続けたら廃車に回るものを減らせます。排気ガス以外にもバッテリーの処理や諸々の素材の処分にCO2などが排出されるわけなので、エコカーに乗り換えるのが最適解とも言い切れません。

おわりに

と、古い物を愛でる趣味をなんとか正当化しようと試みましたが、税理士会にスニーカーを履いて行ったり古い車に乗っていると「税理士がそれでは示しがつかないぞ」と複数の方からご指摘を受けました。

僕の言い分としては、月2万円の顧問料のお客様のところにレクサス乗って行く方がイヤミだろと思うのですが…負け犬と遠吠えにしかならなそうなので、口には出さないようにしています。