失敗との向き合い方
独立して3年目となる今年、新年早々仕事で失敗をしていたことに気付いて正月気分が一気に吹っ飛びました。
お客様の仕事初めで即刻連絡をしてお詫びと事後処理をするつもりです。
ごまかさない、言い訳しない。
至極当たり前のことですが、どうにか取り繕うために火消しに躍起になってしまいたくなるのが人の性。
しかしそれでは信用を失いますし、結局罪悪感が付きまとうのでストレスです。僕は正直にすみません、申し訳ありませんと謝る派です。仮にお客様に損害を与えた時はきちんと金銭的にお詫びをします。これは前職の雇われ時代でもそうでした。
お金で渡すのは嫌だったので、お客様の店で客として相応の品を買う。「お詫びとして…」ではなく「コレが欲しかった!」という体で。
それが難しい業種のお客様でしたら罰金の税金分を負担するなど、こちらの落ち度は素直に受け入れて「高い授業料」と思う事にしています。
そうする事で二度と同じ過ちは繰り返さないと教訓になりますし。
今回は…慎重に調べながらやってきた裏で基本的なことが抜け落ちたという完全なうっかりミスでした。しかも税理士試験で合格している税目で。それ故にダメージが大きいわけですが、やはり時に失敗してしまうものなのですね…。生涯失敗ゼロという人はまずいないということでしょうか(だからといって失敗を正当化する気はありませんが)。
ともあれ、やってしまった事は戻せません。
正直に謝罪して説明して、お客様には損害は無いようにする旨をお伝えして…それでご理解いただけたら幸い。もし契約解除されてもこちらの落ち度だから仕方ない。
そういう気持ちで行くしかありません。
僕は性格的に常に最悪の事態を想定しているので、どのお客様に対しても「安泰」とは思っていません。
なのに今回、大事にとらわれすぎて小事を怠ったようなミスをやらかしました。こういうのは引きずるタイプなのでこたえます。寝付けないのでこうして今ブログを書いている次第です。
せめて自身の糧に
昔、同級生がバイト先で大きな損害を出した時に「まぁ、やっちまったものは仕方無いですから」と言ってのけたそうです。本人曰く。
確かにそうなのですが…言える根性がすごいです。
僕は自分の失敗はメモ帳アプリに保存しています。人間は忘れる動物なので、いつの間にかケロッとしているもの。そのうち忘れて同じ過ちを繰り返すかも知れません。そうならないために書き留めておくわけです。
これは学生時代からの癖で、赤点を取った数学や税理士試験の勉強でも「間違いノート」を作っていました。
それを見返して、同じ過ちを繰り返さないようにします。
テストなら間違えても自分だけで済みますが、仕事となると相手がある。ましてやその相手がお客様だったら、なおのこと過ちを繰り返してはいけません。
そうやって、できる限り被ダメージを少なくするしかないなと。
当然、失敗ゼロを目指しているわけですが、それでもやらかしてしまったので…。今回もあえてブログネタにすることで恥を晒して戒めとする。いわば自分に対するお仕置きです。
ひとり経営者では叱ってくれる人がいませんので。
叱られるのは嫌ですが、かといって誰からも叱られないというのも誰からも見られていないようで少し寂しいものです。