心をととのえる

実はスヌーピーは「読む坐禅」なのだそう。

当たり前ですが、生きていると良いことばかりではありません。

なるべくポジティブに、「生きてるだけで丸儲け」と思って過ごしたいものですが、なかなかそうもいかないのが実際のところ。

もちろん、日本に生まれて衣食住が毎日保たれてることは世界的に見たらとても恵まれています。お腹周りに恵まれ具合が露骨にあらわれています…。子供の頃、食べ物の好き嫌いを言うと戦争経験者の祖母に「アフリカの恵まれない子たちにあげといで!」とよく叱られたものです。

とはいえ、当たり前の衣食住とプラスアルファの見栄や贅沢を維持していこうと思うとプレッシャーにもなります。

今回のコロナ禍で収入が激減してしまったり、突然の病気や怪我で長期入院となって働けなくなってしまったり、当たり前だった衣食住が脅かされている人もいます。

僕自身も「明日は我が身」が現実のものとなってしまった場合、復帰まで食べていけるのか?とか、お客様がコロナ禍の影響で事業をやめてしまったら…と考えると不安にかられます。まだ独立して一年ちょっと。土台はまだ盤石ではありませんので。

起こってもないことを心配しても仕方ないのは分かっていますが、常に最悪の事態を想定しておくのも経営者としては大事なこと。「なんとかなるだろう」と目を逸らさないようにしています。

人は皆、昔から同じようなことに悩んできた。

冒頭の写真の本ですが、禅の言葉とそれに通ずるスヌーピーの話が書かれています。

子供の頃はマンガだからという理由でピーナッツシリーズを図書館でよく借りていたものですが、今見ると言葉の意味がよく分かります。

また、それにまつわる禅の言葉を読むと「そんなもんさ、だからこんなふうにしてみたらどうだい?」と投げ掛けてくるような文章です。

禅は達磨大師から数えて6代目、今から1500年近く前の六祖慧能禅師というお坊さんが広めたそうですが、人間社会で生きている以上、人はいつでも似たようなことで悩み、迷うのだなぁと染み染み感じられます。

読んで解決!とまでは行きませんが、少し不安がほぐれる。無駄に不安に囚われなくなる。要はそういった邪念を払う。それが禅なのかも知れません。坐禅をしたことがないので分かりませんが。

秋の夜長に夜更かししていますが、なかなか税理士試験に合格できなかった頃の不安(最近忘れかけてる)と比べたら今の立場は長年夢に見てたステージ。悩んでる暇などないくらいに爆進したいものです。

おわりに

昨日、近所で独立開業した大学院時代の仲間が事務所に来てくれていろいろと質問を受けました。やはり迷うことなどあるようです。

安請け合いしない、IT化する、ブレない、などの持論を先輩風を吹かせながらお伝えしました。

税理士

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