いわゆる「大原パターン」にハマってしまったら…

僕は近場に大原しか無かったのでずっと大原っ子でしたが、「大原パターン」に悩み続けました。

学内では常にトップ。でも本試験に受からない…。

僕の暗黒時代です。

簿記論がやれどもやれども合格できない。

大原では一位をとることも多々、全国ランキングも上位3%になった事もありました。

なのに本試験で合格できない。

よく「完全に大原パターンにハマったね」と言われたものです。

当時は意味が分からず、何で合格できないのかも分からず、とにかく総合問題の解き直しを人の何倍もしていました。

直前答練ですら90%以上取れるくらいに。

型にとらわれ過ぎた故の慢心、油断。

昨日紹介した「あなたが伸びる学び型」を読んで…落ち続けた原因が分かりました。

この本にあるFFC理論によると僕は「保全性」が高い傾向(日本人の65%は保全性が高いのだそう)があり、この「保全性」とは維持しながら積み上げていく力、プランを立てて工夫しながらコツコツ進めて行くのが得意というもの。慎重派で何かするときには「型」を欲しがるのだそう。

僕は「大原パターン」という大原がつくる問題の傾向や型にハマり過ぎて、それ故に高得点が取れるようになったものだから「これで大丈夫」と安心してそこで思考が停止していたようです。

だから応用力が身に付かず、本試験の試験員(知らない人)が作った初見の問題を見て「コレは見たことない…」と不安になって捨て問題にまで手を出したり必要以上に時間をかけたりして自滅していました。

ケアレスミスが異常に多かったのも大原パターンを極めた故の油断でしょう。

FFC理論、恐るべし…。