「ひとり」だとくよくよすることもある。

昨夜、寝たのは夜中の2時過ぎです。

時々、仕事のことを考えて寝付けないことがあるのですが、まさにそれでした。

人を雇わないという事は雑務も全て自分がやることになる。

当たり前なのですが、そういうことです。ひとり税理士でやっていくということは、人を雇っている事務所のボスがやらないようなこともやらなければなりません。

銀行に記帳しに行く、お客さんから預かった資料の仕訳を入力する、買い出しに行く、電話に出るなどなど。

こういった雑務に忙殺されないよう、ネットバンキングを使う、お客さんに自計化を促す、ITツールを使う、ネットで買い物して事務所まで届けてもらう、電話レスにしてメール中心にする。などの効率化をする必要があります。

従業員がいればこういう雑務は任せてしまえば良いし、あまり得意になれないお客さんは従業員の担当にしてしまえば良いわけですが…。

やはり雇いたくないなと。

全てやるからお客さんの内情が見えてくる

お客さんの仕訳ひとつひとつに目を通し、お客さんの所に事あるごとに出向く。常日頃から接することで見えてくるものがあると思っています。

何かアドバイスをする時、判断をする時、部下から上がってきた試算表だけで判断するのは危険だと思います。

コンサルをするのなら日頃から話をして社長が何を考えているのかを知っておくべきです。

僕の所に来てくれたお客さんで「10年以上お願いしてたけど一度も税理士と会ったことがない」と言った人がいます。

時々聞く「税理士が来ない」という不満。これは客商売として致命的欠陥ではないでしょうか?

拡大路線、分業化、事務所の方針は色々あると思いますが、自身の儲けに走りすぎるのはいかがなものかと思うのです。

IT化で便利になったからこそ人との繋がりを大事にしたいというウチの方針のお話でした。