情報源を見極める
最近、時代の流れなのか「YouTubeでそう言っていた」という話を頻繁に耳にします。
一番驚いて、イラッとさせられたのが持続化給付金の不正受給。
「YouTubeで出来ると言ってたのでやって下さい」
やりませんでしたけど(それを機に契約を解除させて頂いた事もあります)。
他にもいわゆる「陰謀論」系。
アメリカでQアノンが話題になっていますが、日本でも似たようなものが蔓延っています。
- 今年の冬には更なるパンデミックが起こって買い占めが起こるから今のうちに数ヶ月分の食料を確保しろ
- 自民党の独裁ではなく裏で操っている財閥が国や世界を動かしている
この辺のことを一部の経営者や士業の人から聞かされ「今から準備しなければ取り返しのつかないことになる」と。
僕はそっち方面の知識が乏しいので、その情報が嘘か本当か分かりません。
だから鵜呑みにしません。
だってYouTubeでしょ?
YouTubeやネットの無料情報で知った気になるのはとても危険です。
YouTubeやブログ等の情報発信者はバズらせる、広告収入得る、登録増やすためにかなり噛み砕いたものです。
本物の、有益な情報はタダでは手に入りません。昔は「情報屋」というのがありましたが、そういう有料の情報を買わなくては。
それは、本とか有料メルマガ、オンラインサロンなどです。
最初は「え?メルマガに金払うの?」と思ったものですが、著書を読んで感銘を受けた人のものをいくつか継続購入しています。
誰からも教えてもらえない、当然ネットやYouTubeでは手に入らないような事が得られます。
YouTubeやネットの情報=悪ではなく、鵜呑みにしてしまうのが悪。
YouTubeで税理士や労務士の方のチャンネル登録をして学ぶことももちろんしています。あとは筋トレやゴルフとかも。
出所が信用に値するかを見極めることに注意しながら(単純に素人ではなくプロといった感じです)。
いわゆる「陰謀論」にしても、もっともらしく言うので、それが本当の事に聞こえます。ただ、仮にそのままそうなったとしても民草ふぜいが抗えるものではありません。
なるようにしかなりません。
なので、陰謀論については「ふーん」くらいです。
食料の備蓄というのは静岡県民の特性で「南海トラフ地震に備えて」やっています。
あとは、風邪で寝込んで買い物に行けなくても大丈夫なように。といったところでしょうか。
一番いけないのは、自分の不甲斐なさを棚に上げて、自分が今報われていないのは陰謀渦巻く世の中のせいだ。と勘違いすること。
人生を思う方向に変えたいと思う人はたくさんいると思いますが、「変える」という作業はとてつもなく重労働で相応の痛みや出費を伴います。
なので、そこは避けたい。でも変わりたい。
それは「怠惰」です。
それにも関わらず、周りのせい、世の中のせいにしているようでは死んでも変わりません。
残念ながらそういう人は多数いらっしゃいます(実体感上)。
全力、本気で「変わる」と思えば変わります。僕は「お前には無理だ」と言われ続けながらも税理士になりました。
「頭を使う」というのは知らない人の情報を鵜呑みにすることではなく、何故そうなるのか根拠を調べる事です。
「なんで?」と聞かれて「YouTubeで言ってたから」は稚拙過ぎるでしょう。
自分の知識にしたければ、聞いて、やって、それからです。