ひとり税理士、終了。
いろいろありまして、とある事務所を引き継ぐ決断をしました。
知っている人だからというのが大きいですし、勢いに押されてしまったというのも事実です。
あれだけ強い意志を持ってひとり税理士として独立し、15年耐え忍んでやっと手に入れた自由でした。
でも、やっと前の事務所との縁が切れてたった1カ月。明智光秀の三日天下ばりの三日ひとり税理士です。
いきなり7月申告7件。
引き継ぐ以上、事務所移転手続きやあちらの事務所のお客さんへの挨拶回り、やる事だらけです。
それに最初は完全なアウェーです。
税理士事務所は税理士がいなければ成り立ちませんが、そうは言っても最初は「よそ者」です。
トップが変わる、しかも請われてなので体制が変わる事は細大あるでしょう。事務所の模様替えとか、備品・小物の拘りとかもあります(気持ち良い空間で仕事をしたいという意識が強いので)。
そういったことを受け入れてもらえるか、ペーパーレス化・FAXレス化を推進して頂けるか、変化を受け入れてくれるかどうか、しかるべき報酬を得られるのか、そういうのが引継ぎの条件でもあるわけです。
そもそも強い意識を持って「ひとり税理士」を選んだ人生を曲げてまで受け容れたので。
先方さんの現状維持のためにひとりの税理士の人生が大きく変わったわけです。
己を貫く事も大切ですが、今の世の中、少し人情というものが薄れているなとも思うので…。
目先の仕事量に翻弄されてなぁなぁにすることなく、一度切りの人生、後悔のないよう、向き合っていこうと思います。