気に入った物に囲まれて仕事をする

機能ではなく見た目で即決

ひとり税理士のメリットは何でも自分の自由で決められることです。

その決断が誤っていたときに指摘してくれる人がいないというデメリットでもありますが。

極端なことを言えば、平日フラフラと遊び歩いても良い訳です。すべては自己責任です。

稼ぐも稼がないも自分次第。仕事もすべて自分が判断し、責任を負わねばなりません。

自分が病気や怪我をしたら働けなくなってしまうリスク、全ての業務をひとりでこなさなければいけないリスクなどありますが、そのリスクを取ってでも「ひとり税理士」でやっていこうと決心しました。

とにかく自由に仕事がしたかった

小規模の事務所では所長税理士をトップとした完全なヒエラルキーになっている所がほとんどでしょう。

「嫌なら辞めるしかない」の世界です。

長年理不尽なことにも我慢をし続けてきましたので、誰からも指図されず、自分が思うやり方でやっていきたいという思いが人一倍強くありました。

特に僕がいた所は色々なものが型にはまっていて、コピー用紙や文房具などの小物から申告書の控えのファイリングの順番、インデックスの貼り方に至るまで指定されていたほどです。

電子申告を導入する事も無ければ、ペーパーレス化することもなく、ある程度書類がたまるとボスが酔った勢いで必要なものまでシュレッダーにかけてしまう有様(物置部屋にボス専用のビールケースが常に置いてありました)。

至る所に無駄や疑念があり、改善しようにも「余計な事はしなくていい」と一蹴されるので、じゃあいいや後は知らんってなるわけです。

自由に伸び伸びやることでストレス無く仕事に精が出る

雇われたり雇ったりしていると、正しいと思ったことでも上の意にそぐわなければ却下され、下からも突き上げがきます。

その点、自分ひとりだったら自由です。

反りの合わない上司や、見えない所でお客さんに何て言ってるか分からないことに気を揉むこともありませんので、お客さんの方に注力できます。

冒頭の電話機のように、気に入ったものを取り入れて、好きなものに囲まれて仕事をするのも精神衛生上よろしいかと。

まだ「ひとり税理士」としての繁忙期を経験していないので考えが変わる事があるかも知れませんが、理想としては繁忙期を作らず、税理士としての収入のみに頼らず、多角的にやっていけたらなぁと行動中です。