僕が「事務所」を持たない理由
3月も中盤になり、いよいよ来月から田中会計こと”whirlwind”の旗揚げです。
“whirlwind”(ワールウインド)は勝手に名乗ってるだけで屋号として登録するわけではありません。後日、法人成理するときの社名なので、今から使っておこうという次第です。
ワールウインドとは「つむじ風」という意味なのですが、この単語に僕が約20年もの間、下積み丁稚奉公をしてきて感じていた習慣、お客さんが「ココがヘンだよ税理士!」と思うような事、そういった感覚に一石を投じたい、旋風を巻き起こしたい、そういった心構えを込めています。
あえて自宅兼事務所に。
税理士事務所、会計事務所といえばオフィスビルにどっしり構えているイメージが一般的です。
当初、僕もやっと独立開業できるのだからと、良い立地にお洒落な外観…いろいろ物色してはニヤニヤしていました。
今でも正直、「ココでやりたい!」という気に入った物件があります。
でも、あえて今住んでいる1LDKのアパートで独立開業する申請をし、実地調査もパスしました。
自宅を仕事場にする弊害
同業者仲間や見込のお客さま、友人知人にも「それで大丈夫なの?」と言われますが、合理的に考えた上で決めた事ですが、弊害もあります。
- 公私混同する
- 説得力、信用がない
- 立地が悪い
- かっこ悪い
- しょぼい
- 儲かってなさげ
実際に言われたことです。
日本人は見た目が9割ですから、まぁ当然かなと。
このために離れていった見込客もいますが、恋愛で外見でふられたのと同じだと割り切っています。
自宅兼事務所にした理由
やいのやいの言われましたが、それでも自宅を職場にする理由はいくつかあります。
- 初期投資を抑えられる
- 「通勤」という時間をカットできる
- ラッシュアワーと無縁になる
- 好きな時に好きな所で仕事ができる
- 見た目で判断しないお客様だけが残る
といったところです。
事務所を借りるとなると、とにかく維持費がかかります。
それで信用や体裁を買うという意味もありますが、それは今でなくても良いかなと。
僕は「ひとり税理士」としてやっていくので、人を雇わないのに事務所はいらないという考えに達しました。
今のご時世、税理士は椅子にどっかり座ってて客に来させるなんて事は考えられませんし、ITの発達でパソコンとネット環境さえあればどこでも仕事ができます。
僕はお客さまに「会う事」を重視してますが、事務所がなくてもこちらから出向けば済むし、もしお客さまの所で話しづらいようなら近所のカフェや時間貸しのコワーキングスペースという手段があります。
こういう所から小さな旋風を巻き起こしていこうと思っています。