開業までのカウントダウン

2020年4月1日の独立開業に向けて着々と準備を進めています。

ひたすら我武者羅だった

税理士を志して独立開業に至るまで20年。

僕自身もいつのまにか40歳になっていました。

今年、高校卒業以来初めての同窓会があったのですが、旧友たちは白髪が目立っていました。僕自身も最近になって自分の体に「おや?」と思う事がちらほら出始めました。

以前のブログにも書きましたが、受験の間は他のことはほとんど頭に無かったようにおもいます。

僕らがフレッシュマンだった頃、周りの友達は毎月まとまった収入を得るようになり、海外旅行やサーフィン、スノボ、飲み会、たくさんの遊びをしていました。

一方の僕は勉強に専念するために正社員ではなくパートやアルバイトで稼ぎ、給料は全て学費にでした。

親から1円も援助を受けなかったのは我ながら頑張ったかなと。

このような生活だったので20代はみすぼらしかったと思います…。当然、婚約者にも愛想を尽かされたものです。

そこまでしてたのに何でそんなことで18年もかかったの?と自分でツッコミ入れたくもなります。

人生で一番活発に動けたであろう20〜30代を税理士受験だけで通り過ぎてしまい、多少は後悔もあります。

でもトータルすれば良かった。プラスかなと。

人並み以上の根性が備わったし、これからは「雇われない」という生活に変わります。

雇われないことの大切さ

これは僕自身が「雇われる」事に向かなかったという意味です。

この業界でのキャリアを全て今の事務所だけで過ごしてきたせいが大きいのですが(受験の事しか考えておらず、移籍は未遂だけでした)、どうにもこうにもボスとの方向性が合わず…。

よくここまで耐えたなと(笑)

顧客が税理士に不満を持つあるあるを漏れなく備えていました。そしてそれを部下が尻拭いする。そんな環境です。

独立すれば自分が思うやり方でできる。とにかくこの一点に尽きます。

最近では独立思考が強いのは珍しいと実態調査に来たベテラン税理士先生や今でも良くして頂いてる大学時代の教授などから言われていますが、僕から見たら、独立出来る資格なのに独立しない事の方が分からない(あくまで僕的にです)。

雇われのうちは、正しい事を主張しても、ボスの御意向に反すると怒られます。顧問料の増額交渉や契約解除の通告、こちらのミスで修正があった時…ボスに都合の悪い事は全てこちらに回ってきました。

たまたま僕がそういう所を選んでしまったからですが…。

ともあれ、来月から、借金生活にはなりますがとにかくワクワクしています。

仕事にワクワクできること。これが生の活力になるのではないでしょうか?

最後は「残務整理」「引継ぎ」などともっともらしい言葉を並べて無賃労働という、最後までふざけた事務所ですが、あと少しの辛抱。

笑い話のネタとして乗り越えようと思います。