確定申告シーズンが到来したけど…。
少しは自分で「調べ」よう。
確定申告の季節になると、普段なんの連絡もない人から質問がきたり、SNS等で情報を投稿している人がいたりと、関心は高いようです。
毎度のことですが、「ちょっと教えて」と軽い一言で、あわよくば労せず申告書を作ろう、何か優遇措置がないか探ってみようというもくろみがある人が一定数います。
税理士ではない人間がアドバイスをすることはできませんが、無資格ながらネットやSNSで情報提供している人は多く、そこに質問をしている人はもっと多いです。
無資格の人間が言ってる事を盲目的に信用するのは危険です。
言ってみれば、医師じゃない人に診てもらう、美容師じゃない人にカットしてもらう、こういう事と同じです。
ネットで検索しただけ、SNSで見ただけ、そんな楽して得た情報を鵜呑みに信用するのは危険です。それが間違っている恐れがありますし責任を取ってくれるわけでもありません。
「調べる」「頭を使う」という作業をめんどくさがるからネットやSNSで情報を得ようとするし、質問して済ませようとする。
こういう人が「情報弱者」「情弱」になります。そして、デマに翻弄されたり一人で決断できない人間になります。「自分は大丈夫」などといった正常性バイアスも情弱であるが故でしょう。
ネットで済ませたいならせめて国税庁のホームページくらいは見ましょう。労を惜しまず本を買って「学ぶ」という作業をしてみましょう。
少し学んでみるだけで今の社会が向かう方向が見えてきます。
方向が分かれば道が見えてきます。
道が分かれば準備ができます。
準備ができれば動き出せます。
動き出せば人生が変わります。
某偉人の名言みたくなりましたが、そういう事です。本であれば大きな事を成し遂げた偉人の知識が1,000〜2,000円程度で手に入るのです。
近頃の日本人は変わる事を極端に嫌う傾向にあるそうですが、それは単に学ぶことや考えることをめんどくさがっている怠惰からでしょう。
そうこうしているうちに歳をとりますし、時代も流れます。
時流に乗れず、気付いた時にはもう手遅れだった……そういう人が増え続けているように思えてなりません。
良い結果が欲しければ良い準備をしましょう。
大人になるとなかなか勉強する機会がありません。せいぜい仕事に関する事くらいでしょう。徐々に子供の宿題を解くこともできなくなってきます。
自分が解けないのに、子供に「勉強しなさい!」と言うのもかっこ悪いものです。
大人こそ色々学んでみましょう。
「時間がない」「忙しい」という言い訳は変われない人ほど口にします。
本当に忙しい人は時間の使い方が上手なので、色んなことを同時並行でやっています。
「自分にはできない」と言う人は、自分の限界をそこに設定してしまっているからできないということです。
この「自分にはできない」は「大変なのは嫌だ」「失敗したら嫌だ」という場合がほとんどなので、こういった思考の人も変われません。
「なんとかなるさ」と、自分の怠惰を棚に上げて国か誰かが何とかしてくれるから自分はこのままで良い。という思考です。
今はなんとか食べていけてるかもしれませんが、いずれ必ず訪れる「老い」。給料は下がり、体も思うように動かなくなります。
なのに年金は期待できなさそうです。
最近、意識の高い人はサラリーマンでも投資を始めていますが、それだけに頼るのはリスクが高過ぎます。
じゃあどうしたら良いのか。
学ぶ姿勢があれば自ずと情報は入ってきます。
常識や慣習を疑うことです。
世間一般に認知されてるということはすでに飽和状態。レッドオーシャンという事です。
今さら携帯電話を売っても儲かりません。
でもそんな携帯電話が非常識、夢物語だった頃がありました。
そういう事です。
学びましょう。