税理士試験と検索すると…
コロナの影響で今年の税理士試験はどうなるのだろうと思い、国税庁のHPを見ようと検索してみたところ、税理士試験ネタのYouTuberがいっぱいいて驚きました。
人は人、自分は自分。合格者の発言でも鵜呑みにしない方がいい。
僕は人並み以上に苦労して税理士になりました。
なので、こういった「結果を出した人」のアドバイスを欲しいという気持ちと、そのノウハウを発信している人の両方の気持ちが分かります。
そんな僕から言える事は、鵜呑みにしないということ。
みんな合格者で、さらにはYouTubeという手段で発信したいという考えですから、大きな事を言うわけです。
もちろん、本当の事を言っていると思いますが、YouTubeという手段であるという事は、裏で「収入」を狙っている、バズることを狙って造られているという事かと。
- 春から初めて合格する方法
- 全国1位をとった私の勉強法
- 4カ月で合格
- 4年で官報合格
僕の受験時代にも周りにもこういう人がいました。高校生ぜ官報合格した人もいた程です。
こういう動画を見るということは、思い通りに行かないからコツを知りたい。そういう人が多いのではないでしょうか?
そのような境遇の人が「全国1位」を取りに行こうとするでしょうか?「上位1割」を死守できれば良い試験で。税理士試験はナンバーワンにならなくても良い試験です。
マネてダメになるリスクもある
税理士試験で避けて通れないのが理論暗記です。
理論暗記は「読んで覚える」「書いて覚える」「見ただけで覚えられる」と、人それぞれです。
他にも、短期集中型なのか、長期コツコツ型なのか。さらには夜型なのか、朝型なのか。家派なのか、外派なのか。静かな所でないと集中できないのか、うるさくても集中できるのか…人それぞれです。
つまり、YouTubeで喋ってる人の話を聞いたところで合格する訳ではないということです。
中には目から鱗が落ちるような、今まで思ってもみなかった勉強方を知る事ができるかも知れません。そういう所は大いにマネしてみても良いでしょう。
しかし、マネをして我流に昇華させるまでに時間がかかります。最悪、方法に迷って無駄な時間を過ごす事もあります(理論暗記を書くから読むに変えるなど)。
税理士試験は未だ根性論の世界
根性論が軽んじられるようになって久しいですが、大半の人にとって税理士になるためには根性が必要です。
春から始めて合格なんてまず無理です(と思わないとそもそも合格レベルまでいきません)。全国1位なんて取れません(取れてたらアドバイスを求めません)。
誰か1人が合格したら9人は落ちる試験です。
このつらさは受験した人にしか分かりません。合格するためには9人に勝つしかありません。
そのためには勉強するしかありません。YouTubeを見てる暇があったら理論の1つも覚えたいところです。
効率の良い勉強法というのを探し続けましたが、結局は「自分にしっくりくる方法」が正解です。
僕の場合、理論は読んでも覚えられないので最後まで書いて覚えました。時間のロスだと言われても書いて覚える事にこだわりました。
簿記論は直前期は総合問題をやるのが主流ですが、個別問題もやり込みました。
結局は人それぞれです。
YouTubeで喋ってる人のやり方が自分のやり方ではない。とうことです。
YouTubeできっかけぐらいは貰うにしても、合格したけりゃ我流を編み出し、創意工夫しながら合格するまでやり遂げる事が大事です。