7年日を前にしてひとり反省会

お陰様で3/31をもって開業6年目が終了します。

日々食べていくために精一杯で、あっという間の6年間でした。

とりあえずひとりなら安定して食べていけるようになれたわけですが、ここに至るまでモヤッとすることもありました。

モヤッと1、労力が伝わらない

同業者どうしの話でもたびたび話題になることです。

目に見えない商品を売っているので、苦労がお客様に伝わりにくいことがあります。

例えば、当事務所の方針として領収書丸投げのようないわゆる「記帳代行」はお断りしていて、会計ソフトの導入をお願いしております。そこにネットバンキングや事業用カードの連携をします。

手間抜きをするはずでしたが、実情は何ら変わりません。むしろ私の目と手でやった方が手っ取り早い場合もしばしば。

と言うのも、公私混同が甚だしく「店主貸」や「役員貸付金」なのか、それとも必要経費なのか分からず、その度に社長に確認する手間がかかるケースもありました。

趣味の買い物や家族旅行まで平気で計上していることも(正直に「家族でディズニー」とか書いてあるだけマシですが..)。

そういうのをしらみ潰しに訂正しなければならない手間はなかなか伝わりませんし、何度指摘しても治りません。

そう言った「手間賃」は当然手数料に含まれるわけですが、そうすると…これもあるあるで「同業者仲間に聞いたら今の金額は高いようなのでまけて下さい」というもの。

私はこのフレーズが出ると解約します。

金銭面と労力面でお互いにズレが生じているという事なので、ここから頼関係は崩れていきます。

その売上が無くなったら食べていけない…そういう場合は対応せざるを得ないかも知れませんが、ここぞとばかりに突いてくる輩もいます。

解約は怖いけど、解約してポッカリ空いた隙間には意外とすぐに次が来るもの。

仕事ですから体は削っても、心は削らないようにしたいものです。

モヤッと2、「友達価格」系のアレ

過去に1人だけ、初対面で「友達価格でよろしく!」と言ってきた勇者がいました。

もちろん契約しませんでしたけど。

それ以外でも、この仕事をしていると実際の友達であったり長い付き合いの中で親しくなって仕事をくれたりするケースがよくあります。

そんな中で2パターンあります。

「友達だからしっかり請求してくれ」と「友達なんだから安くしてくれ」と。

前者はより手厚くしたくなる気持ちが芽生えますが、後者はというと…遅かれ早かれ「モヤッと1」に繋がります。

入り口ではすごくすごく感謝して頂けるのですが、一年経てばそれが当たり前になって、当初契約に無かった業務までお願いされたりします。

また。いざやってみて割に合わなかったとしても、なかなか通常価格にさせてもらえません。

こちらが客として行くと通常価格なのに(お付き合いが続いてる方とは上手くギブ&テイクが出来ています)。

独立当初の営業では仕事欲しさに知人のツテなどで紹介してもらって「友達価格」で契約して、とにかく目先の売上に飛び付いたものですが、長い目で見ると疲弊します。

モヤモヤを抱えて仕事をしているとミスにも繋がります。

友達ならプロとして認めて依頼して欲しい。

と切に願う次第です。

モヤッと3、所持品で格付けされる

時々遭遇するのですが、仕事でもプライベートでも

「税理士」=金待ってそう。

というもの。

私が「ひとり」というイレギュラーな経営方針で規模が小さい故というのもありますが…。

資格取って何年かするとみんな色気付いたなぁと。

分かりやすいのは高級車、ブランド物の財布。

税理士登録番号15万番台まできて、5ナンバーで23万キロの車に乗ってる税理士は何人いるでしょうか笑

「クラウンぐらい乗らないと舐められる」

「事務所テナント持たなきゃ説得力無い」

「人雇ってないと儲かってないように見える」

何度も言われてきました。

独立した日から白旗掲げてひっそり自由にやってるんで放っといてくれませんかね…。

おわりに

令和7年の確定申告が終わり、何人かの同業者仲間から「個人の確定申告はもうやめる」と聞きました。

私も同じタイミングで同じ事を考えていたのでビックリしましたが。

「個人の申告は赤字」

と言った方の話が刺さりました。

短期間でワッと来るのに単価は安い。

単価は安いくせに要求が多い。

要求が多いから労力も多くなる。

労力が多くなるのに単価が安い。

このループで疲弊すると。

当事務所は吹けば飛ぶような、ひとりの零細事務所。

マンパワーの頭打ちを感じています。

疲弊する方とは解約となりましたが、お互いの為でもあります。

売上隠しや証拠の提示が無い更正の請求のご依頼はお断りさせて頂いております。