久々の夜ラン中に思ったこと

申告期限まで数日残して確定申告がようやく終わりました。
今年は去年のドタバタ感を反省して2月に入ると同時に作業を始めた甲斐あって、ご新規様や飛び込みで業務量は増えた割に早めにカタを付ける事ができました。
去年と同様、今年も連日休まず深夜までやっていましたが…ようやく夜はのんびりできるようになったので久しぶりに走ってきた次第です。
今年はキツい駆け込みが無かった
例年、申告期限間際になって「何も準備してないけどやって欲しい」という無茶振りが数件ありました。
受け付けを締め切ったと言っても依頼が来ます。
こういうのはお互いに良くないので、こういったスポット案件向けのプランを公表しました。
料金は15万円+tax。
1ヶ月あたり1万円+申告手数料3万円といったところです。
0件が理想なのですが、これだけ払ってでもやって欲しい。そういう心意気のあるかたは得てしてきちんと対応してくれますので、そういうかたに対してはこちらも本気で対応します。
高いと感じるなら無料相談会なり青色申告会にでも行けば良いわけです。
士(師)業も値上げすべき
最近ありとあらゆるものが値上がりしてます。

ほんの数年前まで上質な姫路レザーを使った日本製スニーカーは2万円するかしないかでしたが、今月発売された写真のスニーカーは3万5千円。清水エスパルスのコラボは値段に関係ありません。
野菜、燃料、主食…レシートを見るたびに高くなったなぁと感じます。
材料が値上がってるから飲食店も値上げ。僕らが使う経営診断ツールも当初月額2万だったのが倍の4万。
マネーフォワードや弥生会計も値上がったので遠くない未来にメインの税務ソフト(MJSやICSなど)も値上がるのではないでしょうか。
一方で目に見えないモノを売っている僕らなので、同業者と話していてもなかなか値上げは難しいというこえの方が多いです(一部、かなり前から年々値上げしている勢力もあるようですが)。
ただ、これほど値上がりが続いては僕らにも限界が来ます。
人を雇っていれば世に倣って賃上げもしなきゃなので。
だから僕は同業者仲間に「値上げした方が良い」「それは安過ぎる」と言うようにしています。
そもそも、ド繁忙期の期限間際にノコノコやってきて、準備もしてないのに丸投げしてきて期日に間に合わせろ、税金は払いたくない、安くやれ…一体何なんだ⁉︎と。
それだけの事をやってくれる経理を一人雇ったとしたら年間の給料は100万じゃ足りないでしょう。
それほどの事を2〜3万円でやれというのはいかがなものかと。ひどい場合は「無料の範囲で教えて下さい」などと言う人間もいました。
あなたが1万円の値付けをして売っているものを「3千円で売ってくれ」と言ってきたら売るでしょうか?
おわりに
今回、駆け込み対策のバリアを張る目的で料金プランを設定しただけで関与させて頂いてるお客様の値上げはしていません(他人には言うくせに)。
要は正当な対価という至極当たり前のこと、血反吐が出るような努力を重ねて税理士という資格を得た代償というものを今一度考えるべき時かなと思った次第です。