選ぶ権利とは

先日、実家に帰ったときに母とカフェの話になりました。

二度目があるかどうかは店主さんの人柄で決めます。

たまたま叔母と入ったカフェで普通に話していたら店主の視線をチラチラ感じて気になったので、サッと飲み終えて出てきたとの事(叔母がやかましい人なのでおそらくそれが原因…)。

その後またその店に行ったら「ここは大人の純喫茶。子連れや長時間の滞在、騒がしい客はお断り」との張り紙が入り口のドアに貼られていて、なんかイヤだなと感じて行くのをやめたのだそう。

場所を聞いて、なんか記憶にあるなぁと思って見てみたら…。

昔、僕も行ったことのあるカフェでした。

その時はずいぶんと賑やかしい店内で、静かに過ごしたかった僕には苦痛でした。

たまらず店主に「少し静かにしてもらえるよう伝えてくれませんか?」とお願いしたところ「お客様それぞれの過ごし方がありますので」と一蹴された記憶が。

それ以来、僕には合わないなと思っていた店です。

「お客様は神様」ではない

先に述べたカフェ、表向きは人気カフェなのですが、クチコミでは妊婦さんと子連れのファミリーの旦那とおぼしき方が「貼り紙を見て嫌な気分になった」「今どき店が客を選ぶとか古過ぎる」「客にも選ぶ権利はある」と、一部を敵に回しています。

これは店主のブランディングであったり客層を限定したいという気持ちでしょう。

僕もレシート丸投げや電話&FAXしか使えない、お金(経理)にだらしない、おっかない系などは避けているので、そこは理解できます。

それが気に食わないようでしたらどうぞ全国に15万人いる他の税理士へ。というスタンスです。

自由気ままに生きるために独立したので、ここは死守しなければならないラインです。

レシート丸投げで追加の手数料を得るという声もありますが、今まで見てきた限りでは商売人なのに経理に対する意識が薄い人はもれなく赤字でしたし。

社長にもお金に対する意識を持ってもらうようにして、会社の状態を常に把握して頂けるように。というのが僕の指導方針です。

おわりに

とにかく、自身の軸はブレないようにしたいもの。

「招かれざる客」というのは残念ながらどの世界にもいるので、そこは自分でバリアを張るしかありません。

とはいえ、あのカフェの店主は…気分屋か極度の人見知りなのか…。

こちらと目も合わせず「客には客の自由がある」と言っておきながら客を制限する「俺は店主様」。

接客業者としては失格です(あまり人のこと言えませんけど)。