世間が狭い
外に出て人と接する仕事をしていると、たびたび感じることがあります。
初対面だと思ったら実は過去にご縁があった人だったとか、知り合いの知り合いだったとか。
先日、まさにそのような事がありました。
お客様が異業種交流会のような場で知り合った労務士が偶然高校の友人だったのです。
労働保険のことで数回やりとりしていたのですが、その時は苗字しか分からず事務的なやりとりのみで終わっていました。
が、労務士の彼が僕の事をよく覚えていてくれて、声や文字で「もしや?」と感じてくれたそうです。それが社長の御母堂様に伝わり、僕のところに来たと。
高校では部活が同じでしたが、お互い弱肉強食の環境を戦い抜くのではなく、程よく楽しんでそこはかとなく帰る。そんなスタンスでした(笑)
今でもそうですが、当時の僕は黒歴史級の陰キャ…わかりやすく言うと、エヴァンゲリオンに乗れない碇シンジくんのような…今思い出しても恥ずかしくなるような頃。それでも彼は至ってマイペースに接してくれたものです。
彼との出会いが「ひとり」で税理士をやるスタイルの根源になっているようにも感じます(彼は今、社労士法人としてバリバリやってるようですが)。
とにかく、人と会おうよ!
高校卒業後、お互いどんな進路に進んだかも分からず、当時はやっとスマホが世に出てきた頃でインターネットすら無かったポケベルだけの時代。
自然消滅して会うことも無ければ存在すらも忘れていましたが、それでもお互いに「オマエ誰よ?」みたいにはなりませんでした。
こういうのも外に出て人と会うからこそなのかなぁとしみじみ感じます。
婚活をしていると「休日はゴロゴロしてます!」「趣味はネトフリ・アマプラです!」「職場と家の往復だけで出会いがありません!」「私はマイペースです!」という方が圧倒的に多くいらっしゃいます。
家から出ない、他人に会いに行かない、マイペースで人に合わせようともしない…。
白馬の王子様をお待ちになられているのかと推察いたしますが、シンデレラは舞踏会に行ってガラスの靴を落としてきたからこそのハッピーエンドだったように記憶しています。
仕事もプライベートも「とにかく人と会う」ことで世界が広がると思います。
そんな私は、怒涛の確定申告期で今日で15連勤目。次の三連休も施設に入居されている個人のお客様対応に法人決算や税務調査立会いの準備、会計参与の仕事もあって遊びに行けないことがほぼ確定しています。
そんな会えない時が続いておりまして、仲良くなれたと思ったお相手に逃げられた次第です。
とにかく、人とは会いましょう…。