税理士の天敵
税理士のお客様の多くは経営者です。
決算がきたら申告書を作成して、経営者のみなさんに納付すべき税金の計算をするのが基本的な仕事です。
そこから諸々の付加価値をつけて食べていくためのお金を稼ぐわけですが、とにかく信頼関係が大事であることは言うまでもありません。
世の中、税理士いっぱいいますし、誰に聞いても税理士の知り合いの1人や2人いるものです。なので、しっかり仕事をして信頼してもらえないとお客様に逃げられてしまいます。
逃げられるのは自身の落ち度だと思いますが、時に流言飛語を吹き込む人間が現れます。今回は銀行員でした。
以前から社長に提案していたことだったので事なきを得ましたが、某地銀の営業マンが「ウチの税理士紹介しますよ」と吹き込んだそうです。
ありがたいことに信頼して頂けており、「その件はウチの税理士から聞いてるからいい」とあしらってくれたようですが、担当の銀行マンからそんな話があったと教えてくれました。
今まで僕は税理士の敵は税理士だと思っていたのですが(客の奪い合い)、そういうわけでもなかったようです。
正直に申し上げますと…「この小僧…」とイラッとしました。はい。
会ったことも無いしこちらの仕事を見てもいないのに、いわゆる「経営者が抱く顧問税理士への不満」を社長も抱いているという身勝手な思い込みで己の手柄しか考えていないような人間が…ナメんなと。
とはいえ…つい昨日まで半年間、長期入院していたひとり税理士のサポート担っていましたが、そちらの関与先さんからは「あの先生は適当」「何もアドバイスしてくれない」などとまぁありきたりな不満を聞かされたので…そういう税理士が多いのも事実なのでしょう。。
僕は日頃から「税理士もサービス業」と言っていますので、それが今回は功を奏しました。
天敵を撃退するためには信頼を勝ち取るしかありません。
そのためには親身に寄り添った仕事をすることが必須です。「先生」ではなく「人」としてちゃんとする。それを第一義にしています。
お金も大事ですが、まずは信頼を稼ぐ。その後にお金がついてくるのではないかなと思います。
とりあえず学歴ばかり全面に押し出す銀行員(税理士でもそういうのがいるけれど)は撃退できるようにしておかないとなぁと改めて感じました。