税理士試験当日はサバイバル
コロナ禍の受験は過酷
受験願書を出す季節になりました。僕が受験生だった頃に参加していた大原以外の「虎の穴」は今年も会議室を借りきってGW中は開館〜閉館まで勉強しています。
まさにこれから、本試験まで地獄の追い込みシーズンに突入するわけですが…試験当日、これがまた過酷です。
すでに受験経験がある方はご存知のことですが、初受験の方の参考になれば幸いです。
要・注意事項
①とにかく暑い
受験会場に着いても涼しい所で待つことはできません。
運が良ければ敷地内の空調が効いたロビー、会場近くの飲食店などあるかも知れません。しかしそれはあったとしても早い者勝ち。しかも今はコロナ禍。密になるので使わせてもらえないでしょう。
外で待つ前提で準備した方が良いでしょう。
さらに去年から始まった検温。
今年も当然あるでしょう。これがまた大行列になるわけです。炎天下で(雨天もそれはそれでつらい)。
僕は胸ポケに保冷剤を入れていましたが、2コマ目以降の時間帯では焼け石に水でした。それ以外の暑さ対策のオススメは…
★首に手ぬぐいを巻く
これはかなりオススメです。受験に合格するために闘いに行くので見た目より機能性です。終わったら外して街に繰り出せば良いのです。
浴衣生地ではなく、やわやわのザ・手ぬぐいのやつです。
手ぬぐい生地は乾きやすいし肌触りが良いので僕の地元では漁師が手ぬぐいを服に仕立てて着る「魚河岸シャツ」というものがあります(それで東京に受験しに行った時は「どこの田舎のチンピラだ⁉︎」みたいな視線が痛かった)。
それくらい気持ちの良いものなので夏場はいつも首に手ぬぐいを巻いています(もともとハンカチを使わず手ぬぐいを使っているほどです)。
★折り畳みの傘は必須(特に都会)
誰よりも多く受験会場に行ったことがある僕の体験ですが70〜80%でゲリラ豪雨や通り雨に遭いました。
それが会場に着いてからなのか、向かって歩いてる最中なのか、前泊のホテルでなのか、運次第ですが万全の調子で受験に臨むためにも持っていった方が良いでしょう。今は軽量のものがあるので。木陰が無ければ日傘にもなります。
過去に2人(男女1人ずつ)、ズブ濡れになって受験会場に来た人がいましたが…その後あの空調が効き過ぎた会場では…といった感じでした。
都会(特に東京)は突然滝のようにゲリラ豪雨が来ます。天気予報が晴れだから、出る時に晴れてるから、ではなく「もしも」を考えて用意しましょう。
★冷感マスク
僕の頃はコロナ禍ではなかったのでマスクはありませんでしたが、今は必須アイテムです。
真夏にマスク。一般的な不織布マスクは真夏にはつらいでしょう。去年の夏、マスクに散布する冷感スプレーを試しましたが…すぐに効果が切れます。
ひんやり素材、唇まわりに空間ができる構造、そういったマスクを用意したら良いかと。僕はランニングする時に苦しくないよう、そういったマスク(アンダーアーマー)を愛用しています。
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②待ち時間のことも考える
緊張のあまりじっとしていられなくて早く会場に来てしまった、複数科目受験で待ち時間がある。
そういう方もいるかと思います。
近場の飲食店や敷地内のベンチなどを確保出来たら良いですが、なかなかそううまくいかないのが現実です。
僕はコンクリートの硬い所に腰を下ろしてずっと座り続けていて椎間板ヘルニアになったことがありました。
それ以来、折り畳みクッションや折り畳み椅子を持って行くようにしていました。
折り畳みクッションは「無いよりマシ」程度でしたが、折り畳み椅子は重宝しました。
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僕はこのアディロンダックのマイクロチェアを愛用していましたが、軽量(547g)なのでこの程度増やしても前泊する荷物と合わせたら大したことありません。待ち時間の快適さを買うと思えば安いものです。
今はキャンプの焚き火をする際に丁度良い大きさで本来の意味で重宝しています。
全ては合格答案を作るため。1ミリでも多く快適を追求する。
税理士試験というものは一年間の努力をたったの2時間で判定されてしまう酷な試験です。
一年に一度しかないチャンスで人生を賭けて挑んでいるわけです。
前日〜当日は緊張やプレッシャーで眠れない人もいる事でしょう(僕が所得税に合格した時はホテル滞在中ずっと吐き気がして起きていられない程でした)。
そうなると本番で100%の力を出すのは難しいでしょう。僕の場合は普段130%を意識して、本番のプレッシャーで実力3割減で100%といった気持ちで日頃からやっていました。
ただでさえプレッシャーで本来の力を出せないのに、天気や周りの人間から被るストレスは断固拒否したいもの。
備えあれば憂いなし
良い結果が欲しかったら良い準備をしましょう。