選んでるつもりで選別されていないか?

おかげさまでもうじき7年目に突入。

あっという間でした。

思い返せば独立1年目はたった5万円の黒字。

あの頃と比べたら今はどうにか食べて行けてますが、同世代の「所長」税理士と比べたら貧相なもの。

それでもありがたい事にひとりの限界を感じつつあります。

そんな中で、いささか困る事があります。

税理士の依頼のしかたについて思うこと。

ご紹介を頂く前段階で「税理士を探してる人がいるのだけど」という話です。

「申告がめんどくさくて…」「経理が大変で…」というお気持ちからご依頼頂くのは自然なことなのですが、

「記帳はやってるから申告だけやって欲しい」

というもの。

この「申告だけ」というのが曲者で、つまり「申告だけなんだから安くてやってくれるよね?」というもの。

はっきり言わせて頂きます。

で・き・ま・せ・ん!!

依頼者が独自に済ませた記帳のデータをはいそうですかと申告書に反映させて送信してハイ完了!とは行かないのです。

私的なものが含まれていないか、残高が合っているか、消費税の申告があるなら課税対象か否か、インボイス対応か否か…チェック項目は膨大です。

AIを使ったとて鵜呑みに信じるわけにも行かず、立場上必ず”税理士田中”の目を通します。

つまり「申告だけ」と言ったところで単純作業→安いとは行きません。

がんばっても「こちらでの手入力の手間が無い」くらいしか安くなりません。

税理士業界も物価高騰の影響を受けている

いまだに事業所得(青色申告)や不動産所得などの申告を1〜2万円でやってくれと言ってくる人がいます。

先日、先に記したような、消費税申告もある「申告だけやって」案件が「優良記帳なら5万円」と伝えても高いと言われました。

だったら無料相談会をおすすめします。

我々税理士の世界も年々会計・税務ソフトの値上げ、パソコンの価格高騰、スタッフがいれば賃上げ、諸々の消耗品も片っ端から値上がりしています。

そんな時代で「安くやってくれ」「(初対面なのに)友達価格でよろしく!」と言われましても…「は?」となります。

その方はコメの価格高騰の今、ご飯屋さんに行ってもそんな事を言っているのでしょうか?

おわりに

同業者仲間と会うと度々話題になるのが「こういう案件、幾らならやる?」というもの。

チョット時代が見えてないのかな?というご依頼は「断る」と即答する人が多いです。

ぶっちゃけますが、金払いの悪い人ほどクレーマー気質だったり何かと要求が多かったりするというのは業界あるあるです。

安さを追求するなら税理士に頼まず無料相談や税務署で相談してみるという手段があります。

お互いが気持ち良くなれる関係性が無ければ責任が重たい申告業務はできません。

何卒ご理解を賜りたく、お願い申し上げ候。