とある紹介サイトから感じたこと

なんとなくエゴサーチをしてみたところ、いつの間にか「サトウ」なる者にインタビューを受けていた事になっていました。

身に覚えのないインタビュー記事。

良い税理士」というサイトなのですが…あまりに薄っぺらいインタビュー(紹介?)内容。

AIで書いたのかなという程度のもの。

税理士紹介サイトのようですが、あまのじゃくな私なのでこういう嘘は不愉快です。

紹介会社から来る案件はミスマッチしか無いので使っていません。

※心の声:(勝手にインタビューした事にしてんじゃねーよ。削除しろバカヤロウ!)

目に見えるケチは見苦しい

紹介サイトから来る案件は価格破壊されています。

そのせいで「良い税理士=安い税理士」という風潮ができました。

安くてバッチリやってくれる。愛想も良くて気が利いてアフターケアもしてくれてとにかく親切。何なら若くてイケメン・美女だったら星5つ!

って、聖人かよ⁉︎

あえて厳し目なことを記します。

「確定申告」をご自身でできない方が税理士に頼むわけですが、自分で出来ないことを誰かにやってもらうのに安さを求めるのは無礼です。

物価高騰や賃上げの風潮の中、地方ではなかなか価格転嫁できず、なるべくコストは抑えたい事情があるにせよ、それは皆同じ。

今のご時世、ネット環境さえあれば昔より遥かに簡単に確定申告ができる時代。

節約したいのなら少し学べば税理士に頼むより爆安で済ませられます。

我々はボランティアではなく稼業で税理士業を営んでいますから、お客様からお金を頂くことで食べていけてます。

とはいえ、初対面から相見積もりを持ってきて「おたくはいくらでやってくれる?」と来られても…ウチの料金表より高い場合でなければ、それ以下にはできません(責任の重さは変わらないので)。

気持ち良く払って、気持ち良く仕事してもらって、良い品を得る。

少なくとも僕はこういう考え方で、一杯のコーヒーに800円払います。

そこで「コンビニのコーヒーと同じ産地なのに高いねぇ」などと揶揄するようなことはしません。

店主や商品のストーリーを聞いて、良いなぁと思ったら「その人」を買う。そういう気持ちでお金を払います。

値段の安さを求めるのであれば、相応のサービスで我慢して頂くことになります。

おわりに

こちらが気持ち良くお金を払っていると、お互いのリスペクトや信頼関係が生まれて、そこから仕事に繋がる展開もあります。

「結局カネか⁉︎」と思われても、実際世の中カネです。

カネが「全て」ではありませんが、カネがあれば確実により多くの選択肢を得られます。

その「カネ」も”多いor少ない”ではなく「使い方」。

先にこちらが気持ち良く払う。

先行投資・より良いモノを得るための代償です。

美容院に行って、見習いアシスタントにカットしてもらうで良いのか、熟練スタイリストにカットして欲しいのか。

選ぶのはお客様ですが、税理士業界では「見習いアシスタント価格で熟練スタイリストにカットしてもらいたい」と思っている輩が多過ぎる。

ふだん回転寿司にしか行かない人が個人の寿司店に入って「高い!」と言う輩が多過ぎる。

「お客様は神様」と言うのでしたら神の思し召しでお慈悲を賜りたいものです。

神は神でも邪神・破壊神かよって思わされる事が多い今日この頃です。

※ちなみに「安さ」を求められる方からの問い合わせがあった時は、人を多く雇って薄利多売ができるスゴい経歴の税理士や無料相談会などを紹介し、お勧めしています。