自分のためには頑張れない
雇わず、雇われず、ひとりで開業していつの間にか6年目です。
最近、複数人から「お前のやり方が正解」と言われてモヤっとしたので思うところを記します。

売上を追い求めず、事務所を借りるでもなく、高級車や高級ブランドを持つでもなく、地味にひっそりと暮らしています。
自分の時間をしっかり確保できるよう、あれもこれもと仕事を受けたりせず、全てのお客様と向き合える量と質を意識しているので、自ずと限界は知れてますが…その範囲で。
それが正解だと言うのなら大きく展開しなけりゃええやんと思うのですが…威勢の良い事務所の同業者ほど言ってきます。
何に幸せを見出すか
僕よりも後に税理士登録した仲間で、ものすごく頑張ってバリバリ関与先を増やしている人がいます。
その人が言うには「豊かさ」だと。
僕は金銭的というよりは時間だとか人生そのものの豊かさに重きを置いているようです。
一方でその人は「もっと、もっと」と渇望してしまうのだと。
僕から見たら短期間で大きくなって良いクルマ、良いモノに囲まれてる姿は凄いなと素直に驚きと尊敬の念を感じているので、それこそが正解だと思うのですが。
つまり正解なんて人それぞれで「自分が良ければいい」に尽きるなと。
自分のために頑張れない
歳のせいか性分か、最近しみじみそう感じるようになりました。
税理士になるために18年も受験生活を続けて、正月やお盆、ゴールデンウィークもずっと勉強の毎日で、一番キツい時は平日は正社員として働いて、終わったらその足で大原と夜間の大学院に通い、土日は午前中に有志の勉強会に参加してその後に大原で閉館まで勉強。帰宅したら大学院の講義のレジュメや論文…。
もしかしたら今なお続く燃え尽き症候群かも知れません(笑)
お客様のためには当然頑張りますが、自分のために投資するとか意識の高いことには抵抗があります。
右も左も儲かってて羽振りの良い税理士しかいませんが、僕はどうにもそっち側に行けないなぁと。
「仕事が趣味」と言う彼らとは異なり「遊ぶ金欲しさに働く」のが僕なのかなと。
生活のためにお金を頂かなきゃなので、そりゃあ慎重になるし頑張りもします。遊びじゃないので。
つまり「誰かのためなら頑張れる」ということです。
おわりに
我ながら異端だなぁと感じます。
今のうちにバリバリ働いて基盤を作って、老いたら後継者にバトンタッチして悠々自適に隠居生活を送る…。
それができない僕は一生馬車馬。もし病気や怪我で倒れたら一発アウトです(対策は練ってますが)。
そんな緊張感があるからこそ怠けずやる事やれてるのかなと。
脚力を鍛えているのは、万が一子供の運動会でパパさんリレーに出る事があったら、コーナーで転がる無様なおっさんではなくぶっちぎってかっこいい姿を見せたいから…などと割と本気で思ってるから続けられてる。なんていうのも実はあります。
派手には咲かせませんが、遅咲きのリンドウで行きます(花の慶次参照)。